
中耳炎は細菌感染が原因で起こる病気なので、人にうつしてしまうのでしょうか? プールやお風呂で感染して中耳炎になることはないのでしょうか?また、感染しないためにはどのような注意点が必要なのかについてまとめてみました。
中耳炎はうつることがあるの?
中耳炎はうつることがあるのかについてですが、結論を先に言うと中耳炎はうつりません。なぜなら、中耳炎は細菌感染による中耳の炎症であって、炎症自体がうつるということはないからです。
どうして中耳炎に感染してしまうかというと、インフルエンザ菌や肺炎球菌といった炎症を起こす菌が、まず鼻や喉から入ってきて、鼻や喉の粘膜から中耳につながっている細い耳管を通って、細菌が中耳に入って感染することによって中耳が炎症して中耳炎を起こします。
気をつけなければいけないのは、中耳炎で炎症を起こす原因菌を持っている人の咳やくしゃみによって飛沫感染することによって、風邪などがうつってしまい、鼻や喉に炎症が起こり、鼻水や痰が出るようになってしまうことです。
こうしてうつった風邪の原因となる細菌やウイルスが、鼻や喉の粘膜から耳管を通って中耳に感染し炎症を起こして中耳炎になってしまうことはあります。
また、中耳炎になった人から出た「耳漏(耳だれ)」は、中耳にあった膿が鼓膜に小さな穴が開くことによって、耳の外に出てきたもので、そこにはウイルスや細菌が含まれています。
なので、その耳漏を触った手を口に入れたりしてしまうと、そこから中耳炎の起炎菌となった病原菌に感染してしまうことがあります。
中耳炎の人から中耳炎を直接うつされるということはありえませんが、中耳炎を引き起こした原因となった細菌やウイルスにより風邪や副鼻腔炎の症状がある場合は、鼻水やくしゃみから、接触感染や飛沫感染により風邪をうつされるはあります。
そして、運悪くその細菌やウイルスが耳管を通って中耳に入ってしまうと中耳炎になってしまう可能性があります。
プールやお風呂でも感染するの?
中耳炎の人と一緒にプールやお風呂に入ったら感染するかですが、これもまずありません。しかし、プールやお風呂で細菌に感染して中耳炎になるケースはあります。
また、中耳炎は、ほとんどのケースが鼻や喉に細菌やウイルスが感染して、それが耳管を通って中耳に入ってくるルートによって引き起こされます。
しかし、鼓膜に小さな穴が開いていると、プールで泳いだり、お風呂で洗髪をしたり湯船に耳をつけたりすることにより、耳管ではなくて外耳道から鼓膜の小さな穴を通って中耳に細菌が侵入してくる可能性があります。
逆に言えば、鼓膜に穴が開いていなければ、入ってきた水は外耳道までしか浸入しませんので、外耳道に炎症を起こすことはあっても、中耳炎になることはありません。
まとめ
中耳炎は中耳の炎症なので、それ自体は感染することはありません。しかし、風邪などをうつされることにより、その細菌やウイルスが中耳に侵入し中耳炎を起こす可能性はあるので、風邪などをうつされないように注意することが大切です。