
欧米では「魔女の一撃」という異名をもつぎっくり腰。ならないにこしたことはありませんが、突然なってしまって、パニックに陥る人も少なくないと言います。そこで、今回は、ぎっくり腰になってしまった際の対処法を動ける時・動けない時にわけてお伝えいたします。
ぎっくり腰について
ぎっくり腰は重い荷物を持った時に起こるというイメージが強いかもしれません。しかし、ついさっきまでは平気だった動作が原因で起こることもあります。
たとえば、「靴をはこうとする」「物を拾う」「振りかえる」、そんな何でもない行動ですら、ぎっくり腰の引き金になります。
というのも、ぎっくり腰には、3タイプの原因が考えられ、筋肉疲労が原因である場合は、それまで蓄積した疲労が爆発して起こるものだからです。
これまで行えたささいな行動も原因となるのは、こうした蓄積による理由があるからです。2つめのタイプである、骨格の歪みも、急な動作によるものではなく、蓄積した歪みからの負荷によって起こるものです。
一方、3つめのタイプである突然の負荷は、まさに重い物を持った、スポーツで強い衝撃を受けたなど突発的な原因によるものが多いです。
動ける場合の対処法は?
動けるからといって軽いわけではありませんが、家の中でぎっくり腰になってしまったら、腰をかがめながら、膝のクッションを上手に活用して腰に負荷をかけないように横になれる場所までなんとか歩きましょう。
この時に壁に両手をついて横歩きすると痛みが軽減されるのでお勧めです。そして、横になったら膝を曲げたり、膝の下にクッションを敷くと楽になります。
また、屋外で横になれる場所が見つからない時は、壁や柱など寄りかかれるところを探し、ゆっくりと垂直に腰を下ろしましょう。立ち上がって再び動けるようになったら、移動というようにゆっくり動いてください。
動けない場合の対処法は?
では、動けない場合はどうするべきでしょうか。動けない時に人はよくパニック状態になると言われています。
したがって、大切なことはこの痛みはずっと続かないと言い聞かせ、とにかく落ち着くことです。落ち着くためにも深呼吸をしましょう。腰が痛くて深く息を吸えない場合は、少し吸って長めにはくのも良いでしょう。
次に動けないなりに、動けるのはどこまでか少しずつ確かめましょう。腰を持ち上げることは難しいけど、かがむことはできる、振り向くことはできないけど、足は自由に動くなど何ができるかがわかると落ち着きも取り戻せます。
そして、もし横になれる場合は、「腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)」をゆるめる動作をします。腸脛靭帯というのは、骨盤から出ており、太もも外側を通り、すねの外側の骨にいきつく靭帯です。
横になったら、テニスボールなど凹みがつくものを床と腸脛靭帯の間に入れ、自分の体重をかけて動かします。反対側も同様に行うと、だいぶぎっくり腰の痛みが改善し、動けるようになっているかと思います。
この腸脛靭帯が収縮してしまうことで、ぎっくり腰にもなりますので、日ごろからストレッチをするなどして腸脛靭帯を凝り固まらせないことも大切です。
まとめ
ぎっくり腰になると、多少なりとパニックになると思います。しかし、大切なことは落ち着きを取り戻して、焦らないことです。深呼吸や動けるスペースに動くなど、頭を落ち着かせて行動してくださいね。