
口の中だけの口内炎だけでもつらい痛みに悩まされますが、喉にできた口内炎は食べ物を飲み込む際にも支障がでてしまいます。
喉の口内炎には、ヘルペス、アレルギー症状、切り傷(魚の骨などによる外傷)、やけど、ヘルパンギーナなどがあります。その症状や何科の病院を受診すればいいのかなどについてご紹介致します。
ヘルペス
ヘルペスウイルスが喉の粘膜に感染して、口内炎が起こります。潜伏期間は2~7日くらいで、高熱が2~5日くらい続き口腔内や喉の方にまで口内炎が発症し、強い痛みが伴います。
ヘルペスウイルスを持っている人からの感染で、食器やタオルの共有、親が小さな子供などに食べ物を噛み砕いてあげたりすることなどでも感染します。
強い痛みにより食事だけでなく水分でさえ摂取しにくくなるので、脱水にならないようにこまめな水分補給をするよう注意が必要です。
症状が強い時期は口当たりのよいあまり噛まなくても食べられるもので過ごし、食後はぬるめのお湯やうがい薬などを使用し口腔内を清潔に保つようにしましょう。
病院は、内科や耳鼻科、口腔外科などを受診し、治療は、解熱剤や痛み止め、抗ヘルペスウイルス剤のバルドレックスやゾビラックスなどの薬剤などがあります。
アレルギー症状
アレルギー症状として喉に口内炎が起こることがあります。口腔アレルギー症候群は、花粉症などのアレルギー疾患を持っている人などが、果物など反応を起こしてしまう食べ物を摂取した後、唇のかゆみや腫れ、喉の奥の腫れや口内炎などの症状がでることがあります。
唇、舌、口腔内の粘膜、喉などに症状が現れます。反応を起こす食べ物は、個人で異なりますが、特にアレルギー反応が出やすいものとして、いちごや梨、桃やりんごなどのバラ科の果物、じゃがいもやバナナ、メロンやトマトなどのウリ科の植物などがあります。
他にもアレルギー症状を引き起こす可能性のある食べ物はたくさんありますが、体調が崩れているときなどの体力が落ちている時期などはより、反応が出やすくなります。
舌や喉などにイガイガするような違和感が現れたら注意が必要です。病院は、内科や耳鼻科、アレルギー科などを受診し、抗アレルギー薬などを処方してもらいましょう。
やけどや切り傷
熱い食べ物を飲み込んだときに、喉の奥の方までやけどしてしまう場合もあります。また魚の骨など鋭いものを飲み込んでしまったとき、喉の粘膜に傷をつけてしまうこともあります。
通常健康な状態では、粘膜の炎症や傷は自然治癒していきますが、過労やストレス、寝不足や栄養不良などがあると、その部分に口腔内の細菌が入り口内炎を発症することがあります。
生活習慣を見直し、食べ物を口にした後は、うがいや歯磨きなど、こまめにおこなうようにして、口腔内を清潔に保っていれば、自然に回復していきます。
病院を受診する場合は、潰瘍など重症化する前に、耳鼻科や口腔外科、内科などを受診しスプレータイプの口内炎の薬など症状に合ったものを処方してもらいましょう。
ヘルパンギーナ
突然の高熱と、口蓋垂(のどちんこ)の上部に多数の小さな水泡ができます。水泡が破れ潰瘍になるとかなりの痛みになり、食事だけでなく、水分を飲むこともたいへんになるので、脱水にならないように注意が必要です。
夏風邪の一種で、原因ウイルスは、コクサッキーAウイルス(CA)、4、6、10型、CA2、3、5、8、16型、コクサッキーBウイルス、エコーウイルスなど多数あり、潜伏期間は2~4日です。専門の治療薬はなく、対処療法の解熱剤や痛み止めなどの処方がされます。
高熱や痛みが強いことから、食事が摂れなかったり、水分まで受け付けなかったりする場合は、点滴により脱水症状を緩和する治療をおこないます。
子供の場合は小児科や耳鼻科、大人の場合は内科や耳鼻科などを受診します。1ヶ月近くは便にウイルスが排出される可能性があり、乳幼児がかかった場合、大人は、しばらくの間オムツの処理など注意しておこないましょう。
まとめ
口内炎が発症する場合は、体調不良や栄養の偏りなどがあったり、歯磨きなどが不十分で、口腔内の細菌が増殖してしまっていたりすることも、誘引になる可能性があります。
普段から定期的に、歯科医などで歯垢や歯石の除去や、胃腸障害や糖尿病など持病の治療も含め体調管理をしっかり行っておくことも大切です。