
風疹は、子供がかかる病気と思われがちですが、この頃は、20~40代の大人に多く見られます。風疹とは、風疹ウイルスに感染することにより発症する急性の発疹性感染症です。今回は、風疹の感染経路と予防法についてまとめてみました。
風疹について
潜伏期間が2-3週間あり、主な症状は発熱・発疹・リンパ腺の腫れです。子供の感染は、症状も軽度で治まる場合が多いですが、大人が感染すると、症状も重症化する傾向にあります。
さらに、妊婦が妊娠初期に感染すると、赤ちゃんが心臓の奇形、白内障(目が見えにくい)、難聴(耳が聞こえにくい)、精神や体の発達が遅いなどの障害をもって生まれてくる可能性がとても高くなります。
また、風疹は、発疹の出る前後1週間くらいが周りにうつす可能性があるといわれていて、知らず知らずのうちに感染が広がってしまいます。
感染経路一覧
飛沫感染
風疹の主な感染経路は、飛沫感染といわれています。飛沫感染とは、感染している人の咳やくしゃみによってウイルスを含んだ唾液が飛び散って、それを他の人が吸い込み、口や鼻などの粘膜にくっついてうつります。約1-2m内でうつるといわれています。
接触感染
接触感染とは、ウイルスのついた手で口や鼻を触ることでうつります。
母子感染 (胎内感染)
母子感染 (胎内感染)とは、血液に含まれるウイルスが胎盤を通じて胎児に感染します。予防法は、妊婦が感染しないようにするしかありません。
予防法
飛沫感染の予防法
予防法としては、マスク着用が有効ですね。しかし、マスクを着用できない状況もあるかもしれません。その場合、最低限、外から帰ったら手洗い、うがいをすることを習慣づけるのがよいですね。
接触感染の予防法
予防法としては、手洗い・うがいの徹底ですね。感染している人の食器などは共用を避けたり、ドアノブやテーブルなどはこまめに拭く。タオルを共有しない。
母子感染の予防法
予防法としては、人混みを避けるというのが良いでしょう。妊娠してからは予防接種を受けることはできないため、女性は妊娠前までに予防接種を受ける。パートナーや家族など周囲の人が予防接種を受けて、妊婦を守りましょう。
*女性が風疹の予防接種を受けたら、その後2ヶ月間は避妊しましょう。妊娠中に風疹ワクチンを接種したことで、胎児に障害がでたという報告はないようですが、可能性が全くないわけではないため、避けたほうがよいですね。
まとめ
風疹の予防にマスクの着用・手洗い・うがいは最低限の対策ですが、学校や会社、公共施設など人が多く集まるところで完全に予防することは難しそうです。風疹を予防するには、風疹ワクチンの予防接種が最大の予防法ではないでしょうか。