
リウマチを発症すると、朝目覚めてから30分以上手足のこわばりがあり、細かい動作がやりにくかったり、関節の腫れや痛みがでたりさまざまな症状が表れます。
治療しないでいると、骨が破壊され関節が変形してしまうことのある免疫疾患で、早期発見・早期治療を開始することが重要です。リウマチの可能性のある症状についてご紹介致します。
日常生活で異常を生じる症状
関節リウマチは、朝のからだの変化から異常を見つけやすく、初期の段階では日中や夜は比較的通常の状態を保つことがあります。
例えば、
- 朝食を作る際に動作が鈍く感じる
- お箸が使いにくい
- 洋服のボタンの開け閉めがスムーズにできない
- ドアノブや家の鍵が回しにくい
などの症状がでてきた場合、リウマチの初期症状の可能性があります。
眼や口の渇き、貧血や息切れ、寒いときに指先が白く変色する、リンパの腫れなど、単に疲れが溜まっているからかな?と思うような症状も出ることもあります。
リウマチは60歳以降に発症する人もいますが、発症年齢で一番多い時期は30歳代~50歳代で、男性1対女性4で女性の発症割合が多い病気です。
初期症状
関節リウマチの初期症状は、貧血や食欲不振、微熱による怠さや関節が動かしにくい程度で、自分やまわりの人も病気であることが気づきにくい病気です。
自覚症状がよくわからないうちに進行し、関節の痛みや腫れなどが表れはじめてからだが何かおかしいと感じはじめる人も少なくありません。
関節の症状
朝起きたときの関節のこわばりがあり、関節を押してみた、動かしてみたりすると痛みが増し、腫れや水が溜まるなどの症状があります。
例外の症例もありますが、多くは左右対称に痛みなどの症状が表れます。進行すると軟骨や骨が破壊され、関節の変形、骨と骨がくっついてしまい動かすことができなくなります。
関節以外の症状
関節リウマチは、関節以外のからだのさまざまな箇所にも症状が表れます。
肺
風邪などをひいたときに長引く痰や咳がある場合、痰の検査や胸のレントゲンを撮ってもらいましょう。
肋膜の腫れや水が溜まるなどの症状の「胸膜炎」や肺が硬くなる症状の「間質性肺炎」などの合併症が起きている可能性もあります。
心臓
心臓を包んでいる膜(心外膜)に影響が及び、寝たときに息苦しさを感じたり、むくみがでたりして、合併症の狭心症や心筋梗塞に注意が必要です。
胃・腎臓
リウマチは進行すると痛みも強いため、ストレスや痛み止めの服用により、胃潰瘍や十二指腸潰瘍なども起こしやすくなります。
リウマチの期間が長くなると、異常なタンパク質のアミロイドが心臓・腸・胃・腎臓などにたまっていく「アミロイドーシス」になりやすく、リウマチ治療の薬の長期使用で、腎臓機能に異常が起こると蛋白尿や血尿などの症状が表れることがあります。
眼・皮膚・神経・骨
眼や口の乾き、充血や痛みなどを伴うシェーグレン症候群の合併症が起こることがあります。
関節まわりや後頭部、肘やおしりの骨などの箇所に結節ができる「皮下結節」や、皮膚がもろくなったり、皮膚の赤みや潰瘍ができたりします。
神経線維が圧迫されることにより、手足のしびれなどが起こることがあります。リウマチの症状のある関節の周囲に、骨がもろくなる骨粗鬆症が起こります。
まとめ
今回は、リウマチの症状についてまとめてきました。冒頭でも紹介しましたが、リウマチは早期発見・早期治療が大切です。ですので、ここで紹介した症状を参考にして、早めに気づけるようにしましょう。