耳がかゆくてたまらないことってありますよね。かゆみにまかせて毎日ゴリゴリと耳かきで掻いてしまうと、ある日突然耳の痛みに襲われることがあります。
外耳炎とは、耳のいじり過ぎで外耳に炎症を起こしてしまう病気です。炎症が起きるとひどい痛みが出て、何をしていても気になって仕方ありません。
しかし毎日忙しいと、このくらいなら…と病院へ行くのをためらってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな人のために、今回は、外耳炎におすすめの市販薬を紹介していきます。
目次
外耳炎の症状
耳の穴から鼓膜までを外耳道といいます。外耳炎は、外耳道炎と呼ばれることもあります。主な症状は以下の通りです。
- かゆみ
- 痛み (とくに押すと痛む )
- ジュクジュクして汁が出る
- ヒリヒリする
傷口からバイ菌が入ってしまうと炎症がひどくなり、耳の周囲が熱っぽく赤く腫れてきて熱が出ることもあります。
そうなるとなかなか自分で治すのは困難になるので、早めに耳鼻科に行って診察してもらいましょう。抗生剤を飲むだけでなく、点滴をしなければならない場合もあるので注意が必要です。
まだ、そこまでではないな…という人は、市販薬で治せることもあります。かゆみがあるだけとか、たまに痛むだけなら、塗り薬を何日か塗ることで改善することもあります。
外耳炎におすすめの市販薬一覧
パピナリン
- 耳の痛み、かゆみに鎮痛と殺菌の効果があります。
- 液状タイプなので、1回に1-3滴、耳の中に垂らし入れて使います。
また、パピナリンについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
フルコートf
- 化膿を伴う湿疹や皮膚炎に効きます。
- 抗炎症成分配合で赤みや腫れ、かゆみを抑え、搔き壊しによる悪化を防ぎます。
また、フルコートfについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
クロマイ-N軟膏
- 2つの抗生剤と抗真菌剤が配合されていて、化膿している患部を治します。
- ジュクジュクしている湿疹・皮膚炎に効果があります。
また、クロマイ-N軟膏については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
オイラックスA
- 4つの成分が、つらい湿疹や皮膚炎に効きます。
- 刺激が少なく患部を保護するので、ジュクジュク・カサカサ両タイプに使用できます。
また、オイラックスAについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
ワーボンプラス軟膏
- かゆみと炎症の両方に効果を発揮します。
- 湿疹・かぶれなどの炎症を抑えます。
- 赤ちゃんから老人まで幅広く使えます。
また、ワーボンプラス軟膏については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
ベトネベートN軟膏AS
- 市販薬の中で最もランクが高いステロイド成分が配合されています。
- 皮膚の炎症を抑える効果があります
- ジュクジュクした患部に適しています。
また、ベトネベートN軟膏ASについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
ロコイダン軟膏
- ステロイド成分のみのシンプルな軟膏です。
- かゆみの強い人には不向きだが、ある程度の皮膚の炎症は抑えてくれます。
また、ロコイダン軟膏については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
軟膏の塗り方
軟膏の塗り方は、「お薬を綿棒に軽く取り、耳の入り口部分にそっと塗る」ようにしてください。
ゴシゴシしたり、かゆいからと奥まで塗ろうとするとかえって耳の中を傷つけてしまいます。ステロイド剤の軟膏は短期集中で治すようにしてください。
何日も漫然とお薬を塗り続けていると皮膚の組織を傷めてしまうのでよくありません。長くても1週間ぐらい毎日使用して、それでも駄目なら耳鼻科を受診しましょう。
痛みがひどくなるようなら、抗生剤を飲んだ方が良い場合もあります。残念ながら抗生剤は市販薬ではないので、病院で処方してもらいましょう。
まとめ
今回は、外耳炎に効く市販のおすすめ市販薬について解説してきました。外耳炎の基本的な治療は、耳をいじらないことです。なるべく触れないようにするのが回復への近道です。