
ノロウイルスは感染力が非常に強い為、集団感染や食中毒などを引き起こします。ここでは、ノロウイルスの感染経路と感染対策に関する情報をご紹介いたします。
目次
感染経路一覧
ノロウイルスの感染経路には、以下のようなものがあります。
経口感染
ノロウイルス感染症の直接の原因は、ウイルスに汚染されたカキなどの二枚貝や井戸水などを消毒や加熱を十分にしないまま口にしてしまうことで発症します。
また、その食品を調理した器具を消毒しないまま使うと、違う食品にもウイルスが付いて発症してしまいます。
その他にも調理する人がノロウイルスに感染していることでウイルスが食品に付着して、発症してしまうケースもあります。
接触感染
ノロウイルスに感染した人の下痢便や吐物の中には、膨大な数のウイルスが存在しています。便に関しては1g中20億個、吐瀉物は1g中2000万個含まれているといわれています。
その下痢便や吐物を処理する際、手に付いたウイルスが、口や鼻の粘膜に入って感染してしまうのです。ドアノブや手すりなどを介して感染することもあります。それ程感染力が強いのです。
飛沫感染
ノロウイルスに感染した人の咳やくしゃみ、会話中の唾液などを吸い込むことで感染します。飛沫は最大1m前後まで到達します。しかし空気中に長い間とどまることはありません。
空気感染
床などに広がった吐物や下痢便の処理が適切に行われなかったために、残ったウイルスが空気中に舞い上がり、それを吸い込むことにより感染します。
感染しないための対策一覧
ノロウイルスに対して感染対策は、ウイルスを口に入れないことと徹底的な消毒です。
手洗い・うがい
帰宅時には正しい手洗い・うがいを行いましょう。正しい手洗いとは、手のひらを拡げ爪でシワを擦ります。手のひらと爪の間を洗うことができます。
手の甲はグーにします。シワを拡げ洗います。指は捻るように1本ずつ洗います。手首まで洗いましょう。
調理はしっかり加熱し、消毒も怠らない
85度以上で1分以上の十分な加熱をした食品を食べましょう。調理器具や調理場、共有で使用する場所の除菌と消毒を徹底的にしましょう。
身近に感染者が出た場合はしっかりと消毒する
感染者に対する対策をしっかりしましょう。便や嘔吐物の処理をする際に正しい消毒方法を行いましょう。アルコールは効きません。
有効な消毒剤は「塩素系漂白剤」です。次亜塩素酸ナトリウム、キッチンハイター、ブリーチから、塩素系漂白剤調整液を作ります。(洗濯用のハイターは成分が異なるので使えません)
調整液の作り方
塩素系漂白剤を水で薄め、0.1%以上の塩素系漂白剤調整液を作ります。
- 水量1リットルに対して原液33ミリリットル
- 水量3リットルなら原液100ミリリットル
*経時変化を考慮して濃いめである0.1%に調整しています。
*調整してから3ヶ月経過したものは調整しなおしてください。
消毒時にも警戒を
トイレや感染者が触れた場所を消毒する際はビニール手袋を二重に、足カバーがわりにビニール袋を履きましょう。そして、マスクをし、ビニールエプロンを着用しましょう。
ゴミ袋を二重にし、消毒に使用したものは全て廃棄します。漂白剤を使用するので換気を忘れずにしましょう。感染者の衣類やシーツの洗濯については、他の人の洗濯物とは別に洗濯するようにしましょう。
下処理として塩素系漂白剤調整液に30分ほどつけてから洗濯をします。脱色してしまう場合もあるので脱色を避けたい時は、85度以上の熱湯に1分以上つけてから洗濯をします。
洗えない布団やカーペットは、嘔吐物などを塩素系漂白剤調整液でしっかり拭き取り、スチームアイロンや布団乾燥機で高温消毒をしましょう。
最後に
今回は、ノロウイルスの感染経路と感染対策について解説してきました。症状改善後2週間程度は手洗いの徹底としっかりとした消毒を行いましょう。