おたふく風邪に感染した場合、どのような治療法があるのでしょう? ムンプスウイルスに効果のある薬は現在はまだありません。その為、対症療法となります。ここでは、おたふく風邪に感染・発症した場合どのような対症療法があるのかをご紹介いたします。
目次
子供の場合は?
お子さんの様子を見ながら体力も低下していない状態であればご自宅で安静にしましょう。小児科を受診される場合は、あらかじめ受付のスタッフの方にお伝えして別室で待機しましょう。
安静にして水分補給をしっかりとしましょう。痛みや吐き気が強く水分の経口補給が困難な場合は、入院施設のある病院に相談することをおすすめいたします。
合併症を起こさないための治療法一覧
熱や痛みには…
内服薬や座薬が処方されます。個人差と持病、アレルギー体質などを考慮して医師が処方いたします。
無菌性髄膜炎を発症してしまったら?
症状が軽い場合には抗生物質を服用することになるとされます。症状が強く出た場合には点滴になります。頭痛や嘔吐など症状が強く出ている場合には脊髄液を抜いて脳にかかっている圧力を抑える処置を行います。入院施設のある医療機関への連絡を速やかに行ってください。
難聴を合併した場合には?
治療法はありません。自己治癒力を高めることが大切です。
膵炎を起こした場合には?
症状に合わせた抗生物質、膵炎に効果のある阻害薬を用います。ただし、大人の男性の場合、男性不妊につながることはありません。
対症療法の前に気を付けたいこと
- 痛みが強い時は唾液がたくさん出そうな酸味の強いフルーツやジュースは控えましょう。嘔吐しやすくなります。リンゴのすりおろしに蜂蜜を加えたものなど喉ごしは良いでしょう。
- お粥やスープなど飲み込みやすいものが良いでしょう。
- 水分補給は欠かさずに。ほうじ茶をさましたものや白湯、スポーツドリンクも良いでしょう。
薬での対症療法としては、解熱鎮痛剤内服、解熱鎮痛剤座薬、吐き気止め、局部を冷やす為の湿布などが中心となります。ムンプスウイルス自体に効果のある薬はまだありません。
解熱の際には、額、首回りは脳を冷やすことが目的なので氷のうや氷枕を使い、脇の下、おへその上、股に冷却シートを貼り、大きな血管を冷やすことをおすすめいたします。
まとめ
今回は、おたふく風邪の治療法・対症療法を解説してきました。初期症状の段階で早めな対応と安静を心がければ、重症化するケースはほとんどありません。
しかし大人の場合は重症化することが多いので特に気をつけましょう。予防接種を受けておくことで軽くすむことや、かからない確率も高くなるので接種をおすすめいたします。
