
麻疹の原因である麻疹ウイルスは非常に感染力が強く、インフルエンザの数倍の強さと言われています。感染した人は90%以上の人が発症するとも言われています。
また、感染経路は飛沫感染、空気感染、接触感染などがあります。ここでは、麻疹の感染経路とその予防法についてまとめていきたいと思います。
感染経路一覧
冒頭でも述べたように感染経路は飛沫感染、空気感染、接触感染に分けられます。
飛沫感染
まず、飛沫感染ですが、人が咳やくしゃみをした際に飛んだウイルスを含んだ唾液、鼻水を別の人が吸い込んで感染することを言います。
口から出る唾液=飛沫の大きさにもよりますが、一般的には1-2mで地面に落ちてしまうので、2m以上離れておくと感染の可能性は低くなります。
空気感染
続いて、空気感染です。この空気感染は飛沫感染よりも小さい飛沫、だいたい0.2mm以下のウイルスが対象となります。麻疹ウイルスの大きさが0.1μmですので、空気感染も感染経路とされています。
また、0.2mm以下の飛沫は地面に落ちずに空気中を漂います。ですので、相手といくら離れていてもその飛沫が空中を舞って自分のところにやってきてそれを吸い込んで感染する可能性があるのです。
麻疹は空気感染をし感染力も強く、潜伏期間が10日-2週間程度あるので、発症するまでの間に感染者が知らぬ間に空気感染でウイルスを拡散してしまうので大流行を起こすことがあります。
接触感染
もう一つが接触感染です。これは読んで字のごとく、ウイルスが付着した手を握ったり、ドアノブなどに接触することで感染するというものです。手や物に付着してから数時間のあいだは感染する可能性があります。
それぞれの予防法
それぞれの予防方法ですが、うがい・手洗い、十分な睡眠、栄養摂取は基本です。特に手洗いについては麻疹ウイルスがアルコールへの感受性がよいと言われていますので、速乾性の消毒薬を用いることで接触感染を防ぐことができます。
その上で何ができるかということですが、飛沫感染、空気感染に対してはマスクの着用を考える人も多いのではないでしょうか。ですが、通常医療現場で使われているサージカルマスクでも5μmまでの物質しか遮断できません。
その上のN95 マスクでは0.3μm以上の微粒子を遮断することができますが、麻疹ウイルスは残念ながらそれよりも小さいので遮断することは難しいです。
ウイルス感染の予防としてマスク着用を勧められますが、麻疹ウイルス対策としては効果が期待できないのです。そういった中でもっとも確実な予防法はやはり予防接種を受けることです。
今は1歳の誕生日前後と小学校就学前(幼稚園年長)に無料で予防接種を受けることができますし、2回受ければほとんどの方で抗体を獲得することができ感染を予防することができます。
最後に
今回は、麻疹の感染経路と予防法について解説してきました。感染経路をお読みいただいた方は分かるかと想いますが、麻疹ウイルスへの感染を予防するのは至難の技です。ですので、しっかりと予防摂取を受けるようにしてください。