
白血病というと、難治性、不治の病などというイメージをもたれるかもしれません。しかし、早めに治療を受けることで進行のスピードによっては治癒することも夢ではなく、発症後の5年生存率も50~60%と決して治らない病気ではなくなっています。
まずは正しい知識と、症状に早めに気が付き診察を受けることが要となります。そこで、今回は、白血病の代表的な症状であるあざの特徴を見ていきたいと思います。
白血病でなぜあざができるの?
白血病は、血液のがんです。血液にもがんができるのかと意外に思われるかもしれませんが、骨髄の中で生成される血液が何らかの原因により正常な赤血球や白血球、リンパ球などへと成長せず、がん細胞になってしまうことで、体にさまざまな症状をもたらします。
診断のためには、患者本人が感じている主訴の内容とともに、血液検査による白血球数やヘモグロビン、赤血球数の数値によって判断するほか、骨髄液の検査によって診断されます。
白血病には、がん化した血液の種類によって骨髄性かリンパ系かわかれます。これらの成分には本来、体が正常に動くために必要なさまざまな作用があります。
わたしたち人間の体にはすみずみまで血管がとおり、血が流れています。したがって、白血病による症状は全身に見られます。主な白血病の症状は以下の通りです。
- 体重減少
- 発熱・頭痛
- 倦怠感
- かゆみ
- 出血
- 貧血
- あざ
最後の3つはいずれも血液にかかわる症状でした。これは、正常な血液が作られないことによる貧血や、止血作用をもつ血小板が減少することによって一度血が出ると止まりにくくなってしまったり、あざができやすくなってしまうためです。
白血病のあざの特徴は?
では、白血病が原因となってできるあざには特徴があるのでしょうか。通常あざはどこかにぶつけることなどによってでき、ぶつけた衝撃やダメージもあるため押すと痛みを感じたり腫れが見られます。しかし、白血病によるあざは気が付かないうちにたくさんできていることが多く、痛みや腫れも見られません。
また、ぶつけたときなどのあざは徐々に赤紫のような明るい色から茶色へと変化し、いつの間にか消えていることが多いです。しかし、白血病によるあざはいつまでも赤みが残っていたり、治ってもまたすぐ出てきたりと繰り返す傾向にあります。
あざが出現する部位も、体の体重がかかりやすい足やお腹、ひじ、腕などによく見られます。形状としては大きさはまばらで、赤い斑点のようなものが見られることが多いです。
まとめ
白血病では、血小板の減少によりあざが見られることが少なくありません。しかし、あざが増えたからといって白血病ではありませんので、精確な診断にはきちんとした血液検査が必要です。思い当らないあざが増えて心配な方は、一度内科を受診されることをお勧めします。