
インフルエンザの症状が疑われたときに検査を受ける方も多いかと思います。高熱等で体調が悪い時に結果を待つのは長く感じ、非常につらいものです。
では、実際はどのくらい検査時間がかかっているのでしょうか?検査方法により検査時間は異なりますので、いくつかご説明したいと思います。
迅速診断法の場合
一般の診療所を受診し、インフルエンザの検査を行う場合のほとんどはこの迅速診断法です。検査時間は8~15分程です。この検査は小型の迅速診断キットを使用します。鼻の吸引液や鼻・のどの奥を長い綿棒のようなもので拭い粘液を取り検査を行います。
インフルエンザの抗体と反応し発色する試薬が検査キットについているため、検査する吸引液や粘液を付け、発色の有無でインフルエンザに感染しているかがわかります。感染後すぐの場合、反応する抗体の数が少なく正確な検査ができない可能性があり、発症後12時間後以降がよいとされています。
インフルエンザの治療薬は症状が出てから48時間以内に使用すると効果があるといわれています。そのため10分ほどで結果が出る検査方法が最も使用されています。
血清抗体検査
血液を採取して、血液中のインフルエンザの抗体を調べる検査です。インフルエンザの発症後すぐと回復後の二回血液を採取し検査を行います。
回復後の血液を検査することで、検査液中の特異抗体が上昇しているかを調べます。そのため結果が出るまで14日ほどかかります。迅速診断法よりも正確な結果が得られますが、検査時間が長い為、現在この方法はあまり用いられていません。
ウイルス分離法
検査液からウイルスだけを分離することで検査を行います。検査時間は結果が出るまで5~10日ほどかかります。検査液は発症化から3日以内の鼻の吸引液、うがい液、鼻やのどの奥を拭った粘液です。
精度の高い検査方法ですが、高度な技術を要する検査のため、一般の診療所では検査は行っておらず、検査のできる機関は限られています。
PCR検査
検査液中のインフルエンザウイルスの遺伝子を検出する検査です。遺伝子を調べるため、ウイルスの型等非常に細かい情報を得られます。
検査液は鼻の吸引液や鼻・のどの奥の粘液を使用します。この検査は公的機関で行われるケースがほとんどです。検査時間は結果が出るまで数日ほどかかります。
まとめ
インフルエンザの検査方法にはいくつか種類があり、検査時間も異なってきます。また、検査液を採取するのに適したタイミングもそれぞれ異なり、タイミングを間違えると正しい検査を行うことができません。ぜひ、以上のことを参考にし、検査を行ってください。
また、インフルエンザの検査については、こちらでも紹介しています。