例年12月から3月にかけてインフルエンザが流行ります。風邪とは違い重症化する恐れもあり予防はかかせません。その有効な方法としてインフルエンザの注射があります。そこで、ここでは、インフルエンザの注射について紹介します。
インフルエンザとは
インフルエンザとは、人がインフルエンザウイルスに感染し引き起こされる病気です。症状は数日の潜伏期間後に発症し、高熱(38度以上)、体がだるい症状が出ます。次にのどの痛み、咳、鼻水などの症状となります。
人から人に感染するウイルスのため短い期間に多くの人が感染する恐れがあります。厚生労働省によると例年約1000万人の人が感染しています。そして死に至った人は1万人と推計しています。
このインフルエンザの対策としてインフルエンザの注射(予防接種)があります。この注射は発病を阻止と重篤な状態になることを阻止する2つの効果があります。
注射を打つ時期は、効果が現れるまで2週間ほどかかりますので12月の上旬から中旬に行うのがよいでしょう。また注射の回数は年齢によって変わってきます。13歳未満は2回、そり以上の年齢は1回となります。
このインフルエンザの注射は健康保険の対象外です。しかし健康保険組合や市町村により費用負担がされることがありますので組合、役所などに問い合わせをしてみてください。
インフルエンザの注射は腫れる?
インフルエンザの注射を打つことにより、10〜20%の人が腫れや軽い痛みが発生することがあります。しかし数日で治まります。その他にも5~10%の人が発熱や寒気、倦怠感を感じる人もいます。
まれにショック、アナフィラキシー様症状(発疹、じんましん、呼吸困難)が起こります。この場合は医師に相談する必要があります。(厚生労働省 インフルエンザQ&Aより)
副作用はあるの?
上記の腫れや湿疹などのインフルエンザ注射による反応がありますが、副作用についてははっきりしない状況です。インフルエンザの注射後に年に数例の死亡例があります。しかし、注射と死亡の因果関係は証明されていません。
厚生労働省がインフルエンザの注射をする際に注意を要する者として例を挙げていますので、注射を行う際には、持病や過去に打った注射での問題、現在身体の状態など、お医者に相談することをおすすめします。
まとめ
毎年1000万の人がインフルエンザに発病し、悪い意味で身近になってしまっています。しかし重篤な症状や集団感染などを引き起こすと社会的な影響も大きいので、予防のためにインフルエンザの注射を考えてみましょう。