
糖尿病は、日本人の約950万人がかかっているといわれる、よく知られた病気です。「糖尿病なんて中高年がかかる病気だから関係ない」と思っている若い人たちもいますが、最近では食後に高血糖になる若者が増える傾向にあります。
初期には症状が現れにくいために、知らないうちに悪化していくこともある糖尿病。自分で簡単に検査することができると安心ですね。今回は、自分でできる糖尿病の検査キットについて調べてみました。
なぜ血糖値が上がるのか?
血液中のブドウ糖を「血糖値」といいます。人は食事をすると、でんぷんなどの糖質が胃や腸で消化されて分解されていきます。
それがブドウ糖となって血液中から全身の細胞へ取り込まれて、主なエネルギー源として消費されていきます。健康な人はすい臓から放出されたインスリンが、血液中のブドウ糖を筋肉や肝臓などへ取り込んで有効に使われます。
しかし、糖尿病になると、インスリンの分泌が少なくなったりインスリン本来の働きが出来なくなって、ブドウ糖が血液中に残ったままになってしまいます。そうなると、血糖値が上がったままの状態が続き、糖尿病になってしまうのです。
糖尿病の診断は?
血糖値やヘモグロビンA1Cが、
- 空腹時血糖値が126mg/dl以上
- 食後の血糖値が200mg/dl以上
- 普段の血糖値が200mg/dl以上
- ヘモグロビンA1Cが6.5%以上
のどれかが当てはまると、糖尿病と診断されます。
自己検査キットとその使い方について
それでは、糖尿病の自己検査キットとその使い方について見ていきましょう。
尿検査キット
紙コップなどに尿を取り、検査紙を浸して色の変化を見ることで尿に出た糖を調べることができます。通常、血糖値が160〜170mg/dl以上になるとプラスになります。簡単に安く検査することができますが、正確な血糖値がわからないために、あくまで目安にしてください。
血糖自己測定器
血糖自己測定器は、手軽に正確に血糖値を測ることができます。少量の血液で測定することができるので、糖尿病と診断された人も疑いがある人も、自分で簡単な測定できます。値段は6,000円〜10,000円前後で本体の他に検査紙のチップと穿刺器具が必要になります。
【使い方】
- 測定器に測定チップをはめ込む
- 指を清潔にして穿刺器具で指を刺す
- 少量の血液が出たら、測定器に近づけてチップに付ける
- 約数十秒から数分程度で本体に血糖値が表示される
*機種によって使用方法が違うため、取り扱い説明書をよく読んでから使用するようにしましょう。
ヘモグロビンA1Cを測定する
ヘモグロビンA1Cとは、過去1〜2ヶ月の血糖になります。これはインターネットやドラックストアなどで5,000円程度で購入することができます。気になる人は検査してみてください。
まとめ
血糖値は食後や運動後などだけでなく、ストレスや体調によっても変化します。高い値が出たら、病院で調べてもらいましょう。糖尿病と診断されてしまった場合は、自己検査キットで調べて、血糖値を下げる努力を続けてみましょう。