細菌の感染によって起こる急性膀胱炎。病院へ行くと、必ずといっていいほど抗菌薬が処方されます。しかし、膀胱炎について回るのが排尿時の痛みや腹痛、背中の痛み。抗菌薬は原因となる細菌を退治してくれるものの、痛みには効果がありません。今回は、膀胱炎の痛みを和らげる方法を調べてました。
適切な治療
一番大切なことは、原因となっている膀胱炎をしっかりと治すことです。処方された薬はしっかり全て飲みきりましょう。自己判断で中止してしまうと再発する可能性が高まります。
また、デリケートゾーンを清潔に保っておくことも大切です。できるだけトイレは我慢せずに、水分を多めにとって尿を出すようにしましょう。
ストレスが過剰にかかっていると、免疫力が低下します。規則正しい生活、ストレス発散をすることも、膀胱炎に限らずさまざまな病気の予防・治療となります。
温める
冷えは女性の大敵ですね。冷え性だと免疫力が低下するだけでなく、膀胱炎の症状が強くなったり、痛みが悪化することもあります。
そんなときは、おなかを湯たんぽや腹巻で温めてみてください。症状が緩和され、痛みがやわらぎますよ。また、足の付け根の間や下腹部を温めると排尿時痛が軽減されます。
水分補給&刺激物を避ける
膀胱炎の治療では水分補給が大切です。しかし、コーヒーや紅茶、緑茶など、カフェインの多いものは体にとって負担となることがあるのでできるだけ控えましょう。
特にカフェインは刺激物なので、膀胱炎の症状を悪化させることもあります。膀胱炎の時の水分補給には常温の水や白湯、麦茶などがおすすめです。
痛み止めを服用する
ひどい痛みに対しておすすめなのが痛み止めの服用です。市販薬もありますし、痛みがひどいことを主治医に訴えれば処方してもらえることもあります。
解熱鎮痛剤の一種である「ロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム)」が処方されることが多いようです。
ロキソニンは体のあらゆる場所の痛みに対して広く使われている効き目の強い薬です。炎症を抑える作用、痛みを和らげる作用には優れていますが、膀胱炎の原因となる菌を死滅させるわけではありません。
副作用は比較的少ないとされていますが、消化性潰瘍やアレルギー症状、食欲不振、だるさ、下痢、嘔吐などを起こす可能性があります。
重大な副作用としては、稀にアナフィラキシーショックや喘息発作、急性腎不全などがあげられます。状態によっては、胃腸薬が一緒に処方されることもありますので、医師や薬剤師の指示通りに服用してください。
まとめ
今回は、膀胱炎の痛みを和らげる方法についてまとめてきました。膀胱炎の痛みはとてもつらいものですよね。ですので、まずは治療に専念して痛みとおさらばしましょう!