
蕁麻疹には大きく分けて2種類あり、症状が数日から3-4週間程度で治ってしまうものを急性蕁麻疹、それ以上長い期間続くもの (長い人で数年続く場合もあり)を慢性蕁麻疹といいます。ここでは、慢性蕁麻疹についてまとめていきたいと思います。
蕁麻疹について
蕁麻疹とは、赤いぽつっとした赤み、ひっかいたようなミミズ腫れをともなうものを言いますが、多くの場合数時間もするときれいに消えてしまいますが、冒頭でも書いた通り長期間にわたって症状が見られることもあります。
さて、そもそも蕁麻疹とはどうやって起こるのかということですが、皮膚の中に肥満細胞というものがあります。
この肥満細胞がさまざまな刺激を受けることでヒスタミンというかゆみを発する物質を放出します。このヒスタミンにより血管から血漿が押し出され、赤みになったり腫れたりするのです。
原因・症状
慢性蕁麻疹の原因はよくわからないことが多いです。その中で考えられるものとしては、食べ物・薬剤性のものもありますし、感染症や糖尿病などの内科系疾患が原因で起こる場合もあります。
また、ストレスや疲れなどの心因性、汗や寒暖によるものもあります。原因となるものはある程度わかっているのですが、それを特定するのが非常に難しいのです。
それと注意しなければならないのが、かゆいからといってかきむしってはいけないということです。かきむしることでヒスタミンを誘発する物質が出て、さらにかゆみが強くなってしまうからです。
治療法・薬
原因がわかっている場合はその原因を取り除くことが前提となりますが、先にも述べたように原因がわからないことが多いので、その場合は薬物治療が中心となります。特に飲み薬が用いられます。
薬剤としてはヒスタミンを抑える「抗ヒスタミン薬」が処方されます。抗ヒスタミン薬によってヒスタミンが遊離するのを抑えます。
特に慢性蕁麻疹の場合はすぐに効果が出ない場合がありますので、根気よく服用を続けることが必要ですし、仮に抗ヒスタミン薬が効いて蕁麻疹の症状が治まったとしてもしばらくは飲み続けるのがよいでしょう。
もし服用をやめる場合は様子を見ながら徐々に減らしていくのがよいと思います。また場合によっては症状が現れる前から飲んでおくというのも一つの方法です。
花粉症などが典型的な例なのですが、アレルギー症状というのは一度症状が出てしまうと抑えるのに時間がかかったり、抑えきれない場合があるからです。
ただし抗ヒスタミン薬で注意しておかなければならないのは「眠気」です。車の運転や集中力が必要な仕事、機械操作をする場合などは医師に相談の上眠気の少ない抗ヒスタミン薬を処方してもらいましょう。
最後に
今回は、慢性蕁麻疹について解説してきました。長引く蕁麻疹にお困りの方がいれば、上記の情報を参考にして、適切な処置をしていただきたく思います。