
脳梗塞と高血圧は、切っても切れない関係にあると言われています。いったいなぜ、高血圧になると脳梗塞を起こしやすくなってしまうのでしょうか?今回は、脳梗塞と血圧の関係について詳しく調べていきたいと思います。
高血圧とは
血圧とは、血液が血管に与える圧力のことです。血管に与える圧力が高まると、血管はどんどん厚くなっていきます。そうなると血液が流れにくくなることから、血管はさらに厚くなり動脈硬化が進んでしまいます。血管は動脈硬化が進むと、プラークや血栓による狭窄や閉塞を起こしやすくなってしまうのです。
脳梗塞と高血圧の関係は?
脳梗塞は、脳の血管が細くなったり血管に血栓が詰まったりして、脳に酸素や栄養が送られなくなるために起こる病気です。高血圧が長い間続くことによって、動脈硬化によって起こる「アテローム血栓性脳梗塞」や細かい血管が詰まる「ラクナ梗塞」が起こりやすくなります。
また、高血圧による心臓への負担が心臓細動の原因になることもあり、心臓にできた血栓が脳の血管に詰まる「心原性脳梗塞」とも無関係ではありません。さらに血管に負担がかかり続けることで、脳出血やくも膜下出血になる場合もあります。このように脳梗塞は、高血圧と深い関係にあるのです。
高血圧で脳梗塞が起こりやすくなる時はいつ?
脳梗塞の発作は、血圧が急に上がった時に起こりやすいことがわかっています。動脈硬化が進むと血管の弾力がなくなって、血管が膨らみにくくなります。血管が膨らまないと血管の圧力が上がって高血圧になります。それが引き金になり、ますます動脈硬化が進行するという悪循環に陥ってしまうのです。
とくに夜間や早朝に血圧が上昇するタイプの高血圧では、朝食後の薬の効果が発揮されずに、脳梗塞を引き起こしてしまう危険性があります。
その他にも、以下のようなときに注意が必要です。
- トイレやお風呂のとき
- 寒いところから暖かい部屋へ移動するとき
- 疲れたりイライラするとき
- 驚いたり怒ったりしたとき
高血圧の予防法は?
高血圧の予防の基本は、生活習慣の改善になります。一番重要になるのは食事の管理です。その中で特に重要なのは、塩分の摂取量を減らすことになります。
できれば1日6g以下を実行して欲しいのですが、急に減らすことも大変なので、徐々に薄味になれるようにしていきましょう。
また、喫煙や飲酒も控えなければなりません。喫煙や飲酒をすることで、高血圧のリスクが高くなってしまうからです。血圧は、132/85mmHg未満にコントロールすることが望ましいとされています。
高血圧だけではなく、糖尿病や慢性腎臓病などもある場合はそれだけで動脈硬化になりやすくなります。そのため130/80mmHgよりもさらに低めの数値にすることが必要になってきます。
まとめ
これから寒い日が続くと、温かい暖房の効いた部屋と寒い屋外の気温差が激しくなってきます。血管が収縮して血圧が急上昇しないように、着るもので調節するなどの注意をすることが大切です。 血圧の上昇を防ぐため普段から、なるべく穏やかな気持ちで過ごすように心がけましょう。