
唇が荒れたり、ひび割れたり湿疹のようなものが出来ている場合、単なる荒れている状態ではなく、もしかしたら「口唇炎」という病気かもしれません。
口唇炎には様々な原因がありますが、その中でも、今回は、アレルギー疾患が引き起こすアトピー性口唇炎の原因・症状・治療法(薬)について調べてみました。
原因
アトピー性口唇炎は、アトピー性皮膚炎の症状の1つであり、唇や口の周囲が荒れてひび割れたり、湿疹のような症状が出てしまっている状態をいいます。そして、その原因の多くは乾燥によるものです。
元々アトピー性皮膚炎の肌の方は肌トラブルにより肌のバリア機能が低下しがちです。そのため角質層が大変薄い唇は特に乾燥に弱く、ちょっとした刺激でも炎症が起こりアトピー性口唇炎を発症してしまいます。
症状
アトピー性口唇炎の主な症状は、乾燥や皮膚のめくれ、亀裂です。唇だけでなく周囲の皮膚も乾燥してカサカサする事もあります。また、このような症状を何度も繰り返すとやがて唇やその周囲に色素沈着を起こしてしまう事もあります。
また、身体の他の部分にはアトピー性皮膚炎の症状がなくても唇だけに症状が出る場合もあります。一般的な唇の荒れとの違いは色素沈着を起こすことが多いという点ですので、自分の口唇炎がアトピー性によるものかどうか注意が必要です。
治療法(薬)
アトピー性口唇炎の最大の原因は乾燥にありますので、治療の最優先は唇を乾燥から守るために保湿することです。保湿効果が高いワセリンやドラッグストアなどで購入できる口唇炎に効果があるクリームなど唇に塗り乾燥を防ぎましょう。
ただし、リップクリームは色々な添加物の成分が含まれていることがあり、それが却って刺激となって悪化させてしまう事もありますので、できるだけ余分なものが排除されている物を選ぶようにしましょう。
また、加湿器で部屋自体を乾燥させないようにすることも大切なポイントですので心がけてみましょう。炎症が生じ、ひどく痛みもある場合は保湿だけでは治癒に時間がかかり辛い症状が続いてしまうことになりますので、皮膚科での適切な処置が必要です。
病院ではビタミンB2やB6を補う内服薬により、体の中に欠乏していると思われる内服薬が処方されることが多いようです。また、かゆみの症状が強い時には抗ヒスタミンの内服薬が出されることもあります。
保湿のためにワセリンなども有効ですが、症状が長引いていたり重症化している場合にはステロイド系の軟膏が処方されることもありますが、医師の指示に従って使うように注意しましょう。
まとめ
一般的な口唇炎は特別な処置をしなくても自然と治る事も多いのですが、アトピー性口唇炎は繰り返すことにより慢性化してしまい炎症によって色素沈着を起こし唇が黒ずんでしまう事もあります。症状を見極め「いつもの唇の荒れだから…」と放置せず適切な対処を取るようにしましょう。