
脳梗塞は、脳のあらゆる血管が、詰まったり細くなったりしたことで、脳に酸素や栄養が送られなくなることで意識障害や言語障害を起こし、最悪の場合、死亡することもある恐ろしい病気です。ここでは、数種類ある脳梗塞の中から、アテローム血栓性脳梗塞の原因や症状、治療法についてまとめていきます。
原因は?
アテローム血栓性脳梗塞は、高血圧症や糖尿病・高脂血症などの慢性疾患を患っている人に多い病気で、脳の太い血管に「血栓(アテローム=コレステロールなど脂肪の塊)」ができ、動脈硬化を起こします。
このアテロームが原因で起こる脳梗塞を「アテローム血栓性脳梗塞」と言い、次のような人に発症する傾向が見られます。
- 高脂血症と診断された方
- 高血圧症と診断された方
- 糖尿病の方
- 脂っこい食事を好む方
- タバコを吸う方
- お酒を大量に飲む方
症状は?
アテローム血栓性脳梗塞は、血管が詰まったりすることで、血液が十分に流れなくなったり、アテロームそのものが破裂したり、血管そのものが破裂したりします。
また、脳には、中大脳動脈や脳底動脈、内頸動脈、椎骨動脈などの太い動脈が走っており、どの部分が詰まるかで症状が異なってきます。
アテローム血栓性脳梗塞の主な症状としては、以下のようなものが挙げられます。
- 麻痺(片側の手足の麻痺がおこる・体の片側がしびれる・顔面に麻痺が起こる)
- 言語障害(上手く言葉を話すことが出来ない・ろれつが上手く回らない)
- 眼球運動障害(片目だけが見えない)
- 意識障害(意識が朦朧とする)
- めまい・吐き気・嘔吐
治療法や薬は?
アテローム血栓性脳梗塞、発症直後は、血栓を溶かす薬を使います。3時間以内に「血栓溶解療法(t-PA療法)」を行えば、後遺症も少なく抑えることができます。
血管の狭窄の治療としては、「頚動脈ステント留置術」が多く行われています。また、重度の場合は、「内膜剥離手術」が行われます。
予防法は?
アテローム血栓性脳梗塞に限らず、脳梗塞にならないためには以下のような予防を行うと良いでしょう。
- 大量の飲酒を行わない
- タバコを止める
- 適度な運動習慣を身につける
- ストレスを溜めない
- 脂っこい食事ばかりをとらない
- 適度に水分を補給する
まとめ
脳梗塞は、最悪の場合、半身麻痺や記憶障害、感情障害などの後遺症が残る病気です。また、突然発症する恐ろしい病気でもあります。
その治療は、時間との勝負で、少しでも早く処置出来るかで、その後の生活が変わってしまいます。ですので、少しでもおかしいなと思ったら、医療機関に行き、検査を受けるようにしましょう。