
突然ですが、頭痛はよく起こるほうですか?これまでの人生で「頭痛になったことはない!」という方のほうが少ないのではないでしょうか?
頭痛の症状や原因、頻度も人さまざまですが、その頭痛の原因、もしかしたら「肩こり」によるものかもしれません。今回は、肩こりからくる頭痛とその解消法、そして、おすすめの市販薬について紹介していきます。
目次
なぜ肩こりから頭痛になるの?

頭痛といっても、ほとんど起きない人と慢性的に起きる人がいるほか、痛みもズキンズキンと大きな波打つような痛みが突発的に起きる場合と、気が付いたらズーンとおもだるい痛みがあったという場合などさまざまです。
肩こりからくる痛みは、多くの場合、強烈な痛みが突然というよりも首筋や頭にきつい帽子をかぶっているような窮屈感や鈍い痛み、不快感といった症状であることが多いです。
中には、ひどいこりから目の奥が痛む感じや、手足のしびれやズキズキと強烈な痛みをともなう人もいます。そもそも肩こりとは、血流が悪いことや、同じ姿勢のまま長時間筋肉がかたまってしまうことにより生じます。
筋肉疲労とも言い換えられます。頭と肩は近くにあり、それらをつなぐ血管は体の中でも重要な役割を果たします。
肩の筋肉がこりかたまり、血流が悪化することで、脳への血液供給と酸素を送り出す力が低下し、神経圧迫も生じて頭痛を引き起こしてしまいます。
頭痛を解消するには…?

肩こりから逃れるために何か解決策はあるのでしょうか?マッサージに行く人もいると思いますが、再び仕事や家事を行うと肩こり頭痛がぶりかえし、いたちごっこのように感じてしまう方も多いかと思います。
肩こりによる頭痛は、血流悪化と筋肉の緊張状態が続くことによる疲労であるとご説明しました。したがって、解消のために大切なのは血の巡りを良くすること、そして、筋肉を適度に動かして緊張をほぐすことです。
血の巡りを良くするためには、ストレッチや入浴が効果的です。両手を背中の後ろで組み、首を肩の方に傾けてゆっくり伸ばす動作を、交互左右に各5回ずつくらい行なうだけでも、スーっと血が流れていくことを感じられます。
また、ぬるめのお湯での入浴も効果的です。体が冷えることでも筋肉は緊張し、血の巡りも悪くなりますので、シャワーだけですまさず、時間のある時はなるべくお風呂にゆっくりつかる時間を設けましょう。
おすすめの市販薬は?
それでも、すぐに治したいという方には市販薬を服用することをおすすめします。自分の症状や肩こりの原因に合った薬を選び、うまく活用してみてください。
キューピーコーワiプラス
肩こり・頭痛とともに目の痛みや末梢神経の痛みを感じている方におすすめです。ヘプロニカートという成分が末梢神経を拡張して、血流量を上げてくれる作用があります。
アリナミンEXプラス
肩こりや腰痛、眼精疲労といった症状に効果があります。ビタミンB1誘導体である「フルスルチアミン」やビタミンB6、ビタミンB12を配合しているほか、血流改善をはかるビタミンEを配合しています。
また、アリナミンEXプラスについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
イブクイック頭痛薬DX
こちらは頭痛薬として有名ですが、肩こりをはじめとする痛み全般に効果があります。病院でも処方されるイブプロフェンを配合し、痛みに早く効いてくれるので、即効性を求めている方にはおすすめです。
また、イブクイック頭痛薬DXについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
葛根湯
風邪の引きはじめに飲むというイメージが強いかもしれませんが、風邪以外にも肩こり、頭痛、蕁麻疹にも効果がある漢方薬です。筋肉が冷えて肩こりを感じる方や、発汗しない状態で肩こり、頭痛をもっている方におすすめです。
また、葛根湯については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
まとめ
肩こりと頭痛は密接な関係にあります。どちらをとっても不快な症状ですが、血流をよくすることや、こまめなストレッチで軽減することは可能です。それでも辛いときは我慢せずに市販薬を服用したり、リフレッシュする時間を設けましょう。