ビタミンが不足すると肩こりや腰の痛み、目のかすみなど体の各所に様々な症状が見られます。
ビタミン類はストレスや疲労などで失われやすい成分で、ビタミン剤などを上手に利用することで普段の食事では不足しがちなビタミンを補うことができます。
今回は、数あるビタミン剤の中からアリナミンEXプラスの効果や副作用について解説します。
効果
アリナミンEXプラスは、6つの有効成分を含むビタミン製剤です。
眼精疲労や筋肉痛、関節痛(肩こり・腰痛・五十肩など)、神経痛、手足のしびれの症状の緩和の他、肉体疲労や病中病後の体力低下時、妊娠、授乳期などのビタミンB1・B6・B12の補給に役立ちます。
用法・用量としては、1回2錠〜3錠を1日1回内服することで眼精疲労や体の痛みなど症状が緩和するでしょう。
また、アリナミンEXプラスに含まれている成分・効能は以下の通りになります。
- フルスルチアミンはビタミンB1誘導体として働き、神経や筋肉を健康に保つ働きがあります。
- ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)は神経を維持するのに必要な成分で、神経伝達物質の生成や分解、修復などに関与します。
- シアノコバラミン(ビタミンB12)は神経伝達物質の代謝や生成、修復など神経の機能を維持する役割があります。
- ビタミンEコハク酸エステルカルシウムは、dl-α-トコフェロールコハク酸エステルとして末梢の血液の循環を促し、血流を改善してくれます。
- パントテン酸カルシウムは脂質や糖質に関与してエネルギーに変換する働きをします。
- ガンマーオリザノールは神経や筋肉の維持に必要なビタミンB1・B6・B12の働きを高めてくれます。
- アリナミンEXプラスは神経や筋肉を維持するのに必要なビタミン成分を補い、血液循環を改善してスムーズに作用するように働きかけます。
副作用
ビタミンが主な成分のため副作用は比較的少ないですが、皮膚の発赤や発疹、痒みなどの他、吐き気、嘔吐、胃部不快感、口内炎といった症状が現れることがあります。
その他、軟便や下痢、便秘などが見られたら内服を中止して医師や薬剤師に相談するようにして下さい。また、医師の治療を受けている方や薬剤でアレルギーを起こしたことがある方は医師や薬剤師に相談しましょう。
加えて、女性の場合、生理が予定日より早まったり、経血量が多くなることがあります。生理が長引く場合は内服を中止して専門家に相談するようにして下さい。
眼精疲労や筋肉痛、関節痛、手足のしびれなどアリナミンEXプラスを1ヶ月以上内服しても改善しないときは医師の診察を受けるようにしましょう。
まとめ
アリナミンEXプラスは体を維持するのに必要なビタミンを補う製剤です。ビタミン製剤は補助薬品として内服し、普段から栄養バランスの良い食事を摂取してビタミンを補うようにしましょう。また、疲れやストレスを溜めないようにたっぷり睡眠を摂ることが大切です。