
近年において花粉症やハウスダストなどのアレルギー症状は大人だけでなく子供でも多く見かけるようになりました。アレルギーの薬には錠剤やドライシロップなど薬剤が多くありますが、子供では錠剤を飲ませるのが難しいこともあります。
子供や高齢者など錠剤での投与が難しい場合には溶かして与えるなどドライシロップが便利です。今回は、ジルテックドライシロップの効果や副作用について解説します。
効果
ジルテックドライシロップはセチリジン塩酸塩を有効成分とする持続性選択H1受容体拮抗・アレルギー性疾患治療剤です。くしゃみや鼻水などのアレルギー性鼻炎や蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、皮膚掻痒症など皮膚アレルギー性疾患に用いられます。
アレルギーを引き起こすのは肥満細胞から放出されるヒスタミンの物質ですが、このヒスタミンが神経受容体のH1受容体と結合するとくしゃみや鼻水などアレルギー症状を誘発します。
ジルテックドライシロップは有効成分がヒスタミン受容体をブロックして症状を緩和してくれるほか、ヒスタミンの他ロイコトエリンの化学伝達物質の遊離抑制作用も期待できるお薬です。
ジルテックドライシロップは第2世代の抗ヒスタミン薬でヒスタミンの受容体に選択的に働きかける為、抗コリン作用が少なく脳に移行しにくいため眠気や口の渇きなどの副作用も出にくいのが特徴です。
効き目も早く持続性に優れた薬剤です。粉末を溶かして飲むタイプの薬で甘味成分が配合されているため、子供でも飲みやすい薬です。成人では1日1回、小児では1日2回の内服で効果を実感できるでしょう。
副作用
副作用はあまり出ない薬ですが、症状の出現には人によって異なります。主な副作用として眠気、倦怠感、口の渇き、嘔気などが見られます。その他の副作用として頭痛、頭重感、めまい、胃部不快感、下痢、蕁麻疹、不整脈など見られることがあります。
重度の副作用はほとんどありませんが、ショックやアナフィラキシー様症状に注意するようにして下さい。
顔面蒼白や血圧低下、蕁麻疹、発赤、喉の腫れ、呼吸困難などこの様な症状が見られたときは使用を中止して直ちに医師の診察を受けるようにして下さい。
その他肝機能障害を起こすことも稀にありますのでAST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、LDH、アルカリフォスファターゼなど肝機能値が上昇していないか定期的に検査するようにしましょう。
肝障害の初期症状として全身倦怠感や食欲不振、発熱、嘔気、黄疸など現れます。この様な症状が見られたら医師の診察を受けて適切な処置を行いましょう。
持病がありテオフィリンやリトナビル、中枢神経抑制剤、ピルシカイニドなど併用している時は副作用が出やすくなったり、薬の作用が強く出ることがあります。重大な副作用を起こさないためにも医師の指示に従い内服するようにしましょう。
まとめ
環境の変化から近年ではアレルギー性鼻炎を引き起こす子供が増加傾向にあります。子供には薬を与えたくないという方も多いですが、マスクやうがいなどで症状が緩和しない時は薬を使用するようにしましょう。
季節性のアレルギーであれば花粉症が始まる前に投与することで症状が軽減されます。また子供に使用する薬剤は医療機関に受診して処方してもらうことをお勧めします。