
体内に細菌などの病原菌が侵入すると炎症や痛みなどを伴い病気にかかってしまいます。
感染したまま放置すると、炎症が酷くなり化膿したり痛みが強くなるなど症状が悪化していきます。このような状態を防ぐには、抗生剤などの薬剤を使用して細菌の活性を抑えることで症状が和らぎます。
今回は抗菌剤のひとつウイントマイロンの効果や副作用について解説します。
効果
ウイントマイロンはナリジクス酸を有効成分とするキノロン系の合成抗菌製剤の薬剤です。
主に膀胱炎、腎盂腎炎、急性症・慢性症の前立腺炎、淋菌感染症、感染性腸炎に効果のある薬剤です。
適応菌種にはウイントマイロンに感受性の淋菌、大腸菌、赤痢菌、サルモネラ属(チフス菌、パラチフス菌を除く)、肺炎桿菌、プロテウス属、腸炎ビブリオに効果を発揮します。
細菌などが体内に侵入すると炎症を起こしたり、処置をしない場合は、化膿して症状が酷くなり、痛みや発熱など全身にも症状が現れることがあります。
ウイントマイロンの有効成分が細菌の遺伝情報であるDNAの合成を阻害することで細菌を死滅させます。
内服方法や用量は、成人に対して1日1~4g(錠250:4~16錠、錠500:2~8錠)を2~4回に分割して内服します。
薬剤の用量などは年齢、症状により適宜増減します。
副作用
副作用は少なめですが注意事項を守って内服するようにしましょう。
主な副作用は、悪心・嘔吐、発疹、食欲不振、臭覚異常、めまいなどが現れることがあります。その他、頭痛、眠気、抑うつ、発疹、蕁麻疹、光線過敏症、下痢、便秘、口渇などの副作用にも注意しましょう。
肝機能値の指標であるAST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの上昇やアレルギー性肝障害など副作用として見られることがあります。
また、白血球減少、好酸球増多、血小板減少等の血液障害といった症状にも注意して下さい。
重大な副作用としてショック症状が現れることがあるので、血圧低下、心悸亢進、呼吸困難等の症状が現れた時は直ちに医師の処置を受けるようにします。
痙攣や溶血性貧血なども副作用として現れるので身体の状態を観察していつもと様子が異なるようであれば医師の診察を受けるようにして下さい。
クマリン系抗凝固薬(ワルファリン)を内服している場合はワルファリンの効果が強く出ることがあるので医師に併用薬があることを必ず伝えるようにしましょう。
てんかんの既往のある方は痙攣を起こす可能性があるので、医師の指示に従い内服するようにします。また、肝・腎臓障害のある方は、症状が悪化する恐れがあるため慎重に内服するようにして下さい。
まとめ
ウイントマイロンは、合成抗菌剤の薬剤です。
抗生剤などは独自の判断で内服すると症状が長引いたり、再発するなど治癒するまでに時間がかかることがあります。決められた用法・用量を守ることで細菌が死滅して症状が緩和するでしょう。