
快適な睡眠を誘うには就寝前に入浴したりアロマを焚いてリラックスするなどあります。しかし、この様な方法で上手く寝付けないときは睡眠薬などを利用して眠りを誘導することも可能です。
眠りが浅かったり、寝付けないなどは不眠の原因となり長期間続くと心身ともに病気になってしまいます。今回は、数ある睡眠薬の中からベンザリン錠の効果や副作用について解説します。
効果
ベンザリン錠はニトラゼパムを有効成分とする睡眠誘導剤・抗痙攣剤・抗精神薬の薬です。
主に不眠症や麻酔前の投薬、点頭てんかん、ミオクロヌス発作、失立発作などの異形症発作群や焦点性痙攣発作、精神運動発作、自律神経発作などの焦点性発作の治療に用いられます。
脳の神経伝達物質に作用して緊張や興奮、不安を鎮めて睡眠を促します。ベンザリン錠は脳内にあるベンゾジアゼピン受容体を通して脳内に存在するγ₋アミノ酸の「GABA(ギャバ)受容体」に作用し神経を鎮めてくれる働きがあります。
効き目が良く安全性も高いため不眠症の方に処方される薬です。寝つきが悪い時や眠りが浅く夜中に何度も目覚めてしまう方に効果があります。
睡眠薬と使用する場合は1回1錠を就寝前に服用し、抗てんかん剤として使用する場合は年齢、症状に合わせた内服量を1日1〜3錠を適宜分割して投与します。脳の神経が休まり緊張を和らげ自然な睡眠へと導いてくれます。
副作用
比較的安全性の高い薬剤ですが、どのような薬においても注意事項は守るようにしましょう。
ベンザリン錠の主な副作用として、倦怠感や頭痛、頭重感、ふらつき、眠気、口渇、悪心・嘔吐、残尿感などが見られることがあります。
重篤な副作用はほとんど見られませんが、呼吸抑制や薬物依存、刺激興奮や錯乱、肝機能障害、黄疸など症状が稀に起こります。
この様な症状が見られた時は内服を中止して医師の指示に従い適切な処置を行うようにして下さい。高齢者においては運動失調など副作用が起こりやすいため少量から内服を開始します。
薬剤アレルギーのある方や急性狭隅角緑内障、重症筋無力症の方はベンザリン錠内服により症状が悪化することがあるので服用できませんので注意して下さい。
また、呼吸機能が低下する病気の肺気腫、肺性心、気管支喘息、脳血管疾患障害(急性期)の方は炭酸ガスナルコーシスを起こす恐れがあるため内服できません。
妊娠中や可能性のある方、授乳中の方は医師や薬剤師の指示に従い内服するようにして下さい。
まとめ
不眠症が長く続くと将来、うつ病など精神的な疾患を患ってしまうことがあります。運動や規則正しい生活、趣味に没頭するなど緊張を和らげる努力をしても改善されないときは睡眠薬を利用して快適に眠れるようにしましょう。安全性の高い薬でも医師や薬剤師の指示に従いながら服用するようにして下さい。