
目はごみやほこりが入りやすく、細菌感染を起こしやすい状態です。目の痒みや違和感から汚れた手で目を擦ったり、触るなど症状が悪化してしまうことがあります。
すぐに眼科を受診できない時は抗菌作用のある目薬で対処して症状の悪化を防ぐようにしましょう。今回は、そんな目の症状に効くロート抗菌目薬EXの効果や副作用について解説します。
効果
ロート抗菌目薬EXは、4つの有効成分を含んだ抗菌目薬です。ものもらいや結膜炎(はやり目)、目の痒み、眼瞼炎(まぶたのただれ)等に効果を発揮する目薬です。
スルファメトキサゾールナトリウムは抗菌作用があり、細菌に対する強い殺菌効果を現します。
グリチルリチン酸二カリウムは抗炎症効果で目の腫れや赤みを抑えてくれ、クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン作用で目の痒みや炎症を取り除てくれます。
酢酸d-α-トコフェロールは天然型のビタミンEで血行を促進して目の健康を保つ役割をします。また粘稠剤のヒプロメロースが、抗菌作用のあるサルファ剤を長く留めることで高い抗菌作用が得られます。
細菌が活発になるのを抑えて抗菌成分であるサルファ剤がものもらいや結膜炎など細菌に感染した目を徐々に改善してくれます。生後4か月以上の乳幼児から使用可能で、1回2~3滴を1日5~6回点眼することで症状が改善するでしょう。
副作用
眼科用の目薬は副作用が少ないですが、使用上の注意を守るようにしましょう。主な副作用としては、皮膚の発赤、発疹、痒みや目の充血、痒み、腫れ、しみて痛いなど刺激感を感じることがあります。
また、容器の先が目やまぶた、まつ毛などに触れると汚染や異物混入など細菌感染の原因となりますので、点眼するときはまぶたや目に容器の先が付かないように注意して下さい。
眼科領域の治療を受けている方は医師の指示に従い使用するようにしましょう。また目に激しい痛みを伴う時は医師の診察を受けることをお勧めします。
薬剤アレルギーのある方は医師や薬剤師に相談してから使用するようにしましょう。目薬を他の人と共有するのは細菌感染を受けたり、与えたりする原因になるので止めて下さい。
また、ソフトコンタクトレンズを装着したまま点眼しないようにしましょう。ロート抗菌目薬EXを3日〜4日間使用しても症状が改善しない時や悪化するようにときは医師や薬剤師に相談するようにして下さい。
まとめ
ロート抗菌目薬EXは抗菌作用のある目薬です。汚れた手で目を触ったり、公共のプールを使用したり、目は細菌感染に注意しなければなりません。
目に赤みや腫れ、痒いなど症状がみられたら症状が悪化する前に早めに点眼することで症状が改善することがあります。目薬で症状が改善しないときは早めに眼科を受診するようにしましょう。