
病院に行っても異常が見つからないけれど、なんだか胃腸の調子が悪い。食欲がわかずすぐにおなかがいっぱいになってしまう。こんな症状をお持ちではないですか?
これは、「気」の流れが悪くなった状態であると考えられます。気の流れを改善させる効果を発揮する漢方薬である「六君子湯(りっくんしとう)」について解説していきます。
効果
六君子湯は体力中程度以下の方で、胃腸が弱い、食欲がない、みぞおちがつかえる、疲れやすい、貧血性で手足が冷えやすいといった方に有効です。
六君子湯は、8つの天然由来の生薬から作られています。
水分を取り除く作用がある蒼朮(そうじゅつ)、茯苓(ぶくりょう)、滋養強壮の作用がある人参(にんじん)、ほかには半夏(はんげ)、食用増進作用のある陳皮(ちんぴ)、大棗(たいそう)、生姜(しょうきょう)、甘草(かんぞう)が含まれます。
症状としては胃アトニー、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃炎、胃痛、嘔吐、上腹部不定愁訴などに有効です。胃の不快感からくるイライラ、気分の悪さに用いられます。
副作用
個人差はありますが、かゆみや発疹、発赤などが起こることがあります。また、肝機能障害の症状として発熱や黄疸、全身のだるさ、褐色尿、食欲不振などもまれに起こることがあります。
これらの症状が出た際には、すぐに服用を中止し、医療機関を受診するようにしましょう。医師の治療を受けている方、今までお薬で発赤、発疹、かゆみなどの症状を起こしたことがある方は服用を避けましょう。
また、1ヶ月ほど服用しても症状がよくならない場合は、服用を停止し、医師、薬剤師、または登録販売者に相談するようにしましょう。
まとめ
漢方薬は、自然治癒力を高め、緩やかに効果を発揮すると言われていますが、患者さんにあったものであると、ぴたっと症状が改善することもあります。また、漢方薬は生薬を原料としており、消化吸収のされ方が食べ物と似ているため、食事の影響を受けやすいと言われています。
そのため食前または食間(食後2時間以上後)のおなかに食べ物がない状態で飲むのが望ましいです。しかしながら、どうしても食前に飲めない場合などは食後に飲んでも特別問題はありません。
六君子湯は薬局、ドラックストアで薬剤師および登録販売者から購入することができます。効果が感じられない場合は、ほかの原因が考えられますので、医療機関を受診することをお勧めいたします。手軽に手に入る市販薬ですが、ご自身の健康のためにも正しい服用方法を守りましょう。