
水虫は、原因となる「白癬菌(はくせんきん)」と呼ばれるカビがヒトの皮膚に入り込み、最外層の角質成分であるケラチンを栄養素として繁殖して起こる感染症です。
薬局には様々な水虫薬が並んでいますが、今回は特に水虫に効果的なお薬として、ラミシールプラスクリームの効果や副作用について紹介します。
効果
ラミシールプラスクリームは殺カビ成分であるテルビナフィン塩酸塩を主成分としています。これが患部に浸透し、皮膚の角質層に潜んでいる水虫の原因菌(白癬菌)を殺菌します。効果は24時間持続しますので、1日1回の使用でも効果を発揮します。
さらに、かゆみをおさえるクロタミトン、炎症を抑えるグリチルレチン酸に併せて、清涼感を与えるℓ‐メントール、角質を柔らかくする尿素等も配合されています。
サラサラとした使い心地のよいクリームであるため、特にびらん(ジュクジュク)型や角化(かさかさ、ひび割れ)型の患部におすすめです。
水虫やたむしの原因である白癬菌は、症状が現れている範囲より広く生息していることが多いので、薬剤を患部より広めに塗布してください。
また、かゆみなどの症状がなくなった後も、約1ヶ月間は、根気よく治療を続けましょう。水虫は完全に治すのが非常に難しい病気です。
というのも、カビの仲間である白癬菌は足の皮膚の奥深くに潜り込んで長く生き抜くことができます。そして、また白癬菌の生育にとって、最適な環境ができると、水虫が再発してしまいます。
ですから、冬期など症状が治まった後でも、患部の清潔を保つとともに、継続してお薬を使用し続けることが大事になってきます。また薬剤を塗布した後は、患部に触れた手や指をしっかり洗ってください。
副作用
副作用としては、かぶれ、刺激感、熱感、鱗屑、落屑(フケやアカのような皮膚のはがれ)、ただれ、乾燥、つっぱり感、皮膚の亀裂、痛み、色素沈着、発疹・発赤、かゆみ、はれ、蕁麻疹などが見られることがあります。
また、これらの症状は塗布した部分だけではなく、全身に現れることもあります。このような場合は、直ちに使用を中止しして、皮膚科に受診しましょう。
本薬剤の添付文書には、授乳期の方への使用禁止は書かれていません。ラミシールのホームページQ&Aにおいても、授乳中は特に相談の必要はなし、と書かれています。全く問題ないといってよいでしょう。
ただし、妊婦または妊娠していると思われる方は胎児への安全性は確認されていないため、自己判断せず、病院を受診される方がよいでしょう。
まとめ
ラミシールプラスクリームは市販されているお薬の中でも、特に水虫に対して効果の高いお薬といえます。なかなか治りにくい水虫ですが、完治させるためには、根気強さも必要です。
患部を清潔に保ち、継続して薬剤を塗ってください。とはいえ、2週間ほど使用しても症状がよくならない場合や、本剤の使用により症状が悪化した場合は使用を中止して、一度皮膚科に受診するようにしましょう。