冬場の空気や飛行機、新幹線、ホテルの室内など空調などにより空気が乾燥しやすい場所では鼻の粘膜も乾燥気味になります。
鼻が乾燥しないためにマスクを着用したり濡れたハンカチやタオルなどで鼻を押さえても乾燥感が改善できないことがあります。
鼻が乾燥すると粘膜が弱くなり出血や炎症を起こすことがあります。今回は、ドライノーズに効くドライノーズスプレーの効果や副作用について解説します。
効果
ドライノーズスプレーは塩化ナトリウムや塩化ベンザルコニウム、精製水を成分とした鼻の洗浄液です。鼻が乾燥するとドライノーズの原因になり、鼻の中がカサカサしたり、ムズムズするなど鼻の粘膜に違和感を感じるようになります。
この状態を乾燥性鼻炎と言いますが、症状が進行すると乾燥感に伴いピリピリした刺激感や出血や炎症なども起こってきます。ドライノーズスプレーは鼻の中に湿り気を与えることで鼻の粘膜を保護しながら機能を改善してくれ症状が悪化するのを防いでくれます。
細かい霧状の液体のため鼻全体に行き渡り鼻の乾燥感を和らいでくれます。臭いもなくさらさらの使用感でアルコールやメントールなど刺激になる成分を含んでいないため鼻に優しい使い心地です。
鼻に乾燥感やムズムズ感を感じた時に使用すると鼻の中が湿って効果を実感できるでしょう。鼻の中にノズルの先端を入れてスプレーしますが、左右各1回ずつスプレーし、スプレー後は軽く鼻をかむようにして下さい。
医薬品ではないため1日何回でも使用することが可能です。1日3回〜4回使用すると1か月間の用量約20mlを使い切ることができますが、症状に合わせて増減するようにしましょう。
副作用
ドライノーズスプレーは強い薬剤成分を含んでいないため、副作用はほとんどありませんが、使用上の注意は守るようにして下さい。
ドライノーズスプレーはカサカサするなど初期の乾燥感に効果が得られますが、出血やただれなどの症状が進行している場合は効果を十分に得ることができないので注意して下さい。
鼻専用のため、目や耳などにはスプレーしないようにしましょう。鼻に病気があり耳鼻咽喉科で治療中の場合には医師の指示に従い使用するようにして下さい。
また他に点鼻薬を使用しているときは時間を空けてスプレーするか、専門家にアドバイスを受け使用するようにして下さい。長期間使用しても症状が改善しない時や症状が悪化するような場合には医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
万が一、目に入った場合はぬるま湯か水で洗い流すようにして下さい。症状が悪化するような時は眼科を受診しましょう。
ドライノーズスプレーは医薬品ではないので妊娠中や授乳中の方でも使用することができます。小さなお子様の使用にあたっては鼻をかめる年齢から使用できます。
まとめ
マンションやホテルの空調など鼻が乾燥する要因は多くあります。鼻が乾燥するとムズムズしたり、ピリピリとした痛みの原因にもなり不快な症状です。
鼻が乾燥しないようにマスクを着用するのも効果的ですが、乾燥が酷い時にはドライノーズスプレーで鼻を湿らせてあげましょう。