
日常生活で起こる症状には胃腸障害や便秘などがあります。胃腸の調子が悪かったり便秘があると体調不良の原因となり、快適な日常生活を送ることができません。
このような症状には漢方薬を服用することで改善することがあります。今回は、大柴胡湯(だいさいことう)の効果や副作用について解説します。
効果
大柴胡湯は8つの生薬を配合した漢方薬です。主に肝機能障害や胆石症、便秘、胃腸疾患、肥満症、高血圧やそれに伴う頭痛、肩こり、めまい、耳鳴りなどに効果を発揮します。
柴胡(さいこ)は解熱・鎮痛・消炎作用があり、黄芩(おうごん)は胃腸の熱を鎮める効果や体に溜まった水分や熱を排除してくれる働きがあります。
半夏(はんげ)は消化不良や嘔吐感など胃腸に働きかけるほか、鎮静効果も得られます。枳実(きじつ)には消化促進作用や胃腸の働きを高めて便秘を解消してくれます。
大黄(だいおう)は緩下作用があり便秘に効果を発揮します。芍薬(しゃくやく)は血行を良くし、慢性胃腸炎や鎮痛・鎮痙作用があります。
生姜(しょうきょう)は新陳代謝を高め、健胃作用があります。大棗(たいそう)は胃腸の機能を高めてくれ消化不良や腹部膨満感に効果があります。このような生薬がそれぞれ体の部位に働きかけゆっくりと効果を現します。
漢方薬は症状や体質を選んで処方しますが、大柴胡湯は体格がしっかりした人で体力がある人に向く漢方薬です。漢方薬の効果が得られるように食事と食事の間の食後2時間後くらいの食間に服用すると効果が得られやすいです。
副作用
漢方薬は天然由来の生薬を配合しているため副作用は起きにくいですが、併用薬がある時は過剰摂取にならないように注意しましょう。大柴胡湯の副作用としてみられるのは胃部不快感、食欲不振、下痢、腹痛などです。
重篤になるような副作用は稀ですが、発熱、咳、息切れ、などを主症状とする間質性肺炎や全身倦怠感、食欲不振、発疹、黄疸など肝機能障害が見られることがあります。
このような症状が見られたら内服を中止して医師の診察を受けるようにして下さい。大柴胡湯は体力がある方に適した処方のため、虚弱体質や胃腸虚弱、下痢症、冷え性の方は服用すると副作用の原因になるので注意しましょう。
また、生薬に配合されている大黄には子宮収縮作用があるため流産や早産の原因になるため医師の指示に従い服用するようにして下さい。
まとめ
高血圧や肥満、便秘などは生活習慣に気をつけなければ日常から起こりうる症状です。このような生活習慣病を引き起さないためには栄養バランスの良い食事や規則正しい生活を心がけることが大切です。薬剤成分を含んだ薬を使用したくないという方は漢方薬で対処することも可能です。