
ライフスタイルの変化から高血圧症にかかる人は年々増加傾向にあると言われています。
高血圧症は運動不足や脂肪分、塩分の多い偏った食事など日常生活が影響していることがあるので健康診断などで定期的に身体をチェックすることが大切です。
今回はアポプロンの効果や副作用について解説します。
効果
アポプロンはレセルピンを有効成分とする高血圧症に効果のある薬剤です。
主に高血圧症(本態性)、高血圧症(腎性等)、悪性高血圧(他の降圧剤と併用する)など高血圧症の薬剤として用いられるほか、統合失調症の治療に用いられることがあります。
アポプロンの有効成分は血管を収縮させる作用があり、交感神経に働きかけ血管を拡張させて血圧を下げてくれます。そのほか、アポプロンは脳内の中枢神経系に働きかけ、神経を鎮める作用があることから統合失調症などの治療に用いられます。
内服用量や内服方法は、高血圧症に用いるか総合失調症に用いるかで異なります。
高血圧症に用いる場合は、成人に対して1日1〜2錠(0.2~0.5mg)を1~3回に分割して内服します。
血圧が下がり安定した場合は、維持量として1日0.5錠~1錠(0.1~0.25mg)を内服します。
鎮静目的として用いる場合は、成人に対して1日1~8錠(0.2~2mg)を内服して状態を観察しながら薬の量を増減していきます。
年齢や症状により内服量は異なるため、医師の指示に従い内服するようにしましょう。
副作用
アポプロンは精神神経系に副作用が起こることがあるので、普段と違う様子がないか状態を観察しながら内服することが大切です。
主な副作用は、悪夢、眠気、性欲減退、神経過敏、めまい、頭痛等のほか、全身振戦、錐体外路症状など精神神経系の症状に注意しましょう。また、発疹、徐脈、浮腫、胃潰瘍、口渇、下痢、食欲不振、悪心・嘔吐、軟便など現れることがあります。
重篤な副作用としてうつ状態が現れることがあり、時として自殺に繋がる可能性もあるので悲観気分、早朝覚醒、食欲不振、陰萎又は抑制(思考、行動)等の抑うつ症状が出ていないか、症状を観察するようにします。
抑うつ症状が現れた場合は、内服を中止して医師の指示に従うようにして下さい。
消化性潰瘍のある方やてんかん、気管支喘息、腎不全、うつ病、うつ状態のある方が内服する場合は、状態が悪化する恐れがあるため内服は医師の指示に従い慎重に内服するようにします。
高齢者の場合も生理機能が低下している可能性があるため慎重に内服しましょう。
その他、ジギタリス製剤や交感神経遮断薬、抗コリン性抗パーキンソン病薬など併用すると薬の相互作用で効果が増減することがあるので他の病気で併用している薬がある場合は、医師に伝えるようにして下さい。
まとめ
アポプロンは高血圧症などに用いられる薬剤です。
高血圧症は日頃の不規則な生活や食事が影響していつの間にか血圧が高くなっていることがあります。高血圧症は放置すると、脳血管障害や心臓疾患など将来重篤な病気にかかる可能性があるため、注意が必要です。
このような状態を招かないためにも塩分を控え、栄養バランスの摂れた食事や適度な運動で体調を整えるようにして下さい。