
脂肪分の多い食事や肥満、運動不足などから動脈硬化を引き起こすリスクが高まります。
食事や日常生活の影響だけではなく、年齢と共に老化して弾力がなくなり、更に血管が狭くなると血液の流れが悪くなり重大な病気を引き起こしてしまいます。また動脈が細くなると血流が滞り、末梢の手足が冷たくなったり、しびれの症状など四肢にも悪影響がでてきます。
今回は血流を改善するアンプラーグの効果や副作用について解説します。
効果
アンプラーグはサルポグレラート塩酸塩を有効成分とする5-HT2ブロッカーの薬剤です。主に慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍、疼痛及び冷感等の虚血性諸症状の改善に用いれる薬剤です。
血小板は、血液凝固に作用する物質ですが、血栓が産生される過程には血小板が関与しています。
有効成分のサルポグレラート塩酸塩は血小板が凝固する過程の5-HT2受容体(セロトニン2受容体)を阻害することで血栓が産生できるのを抑えることができます。
内服方法は、成人1回100㎎を1日3回食後に内服しますが、年齢、症状により適宜増減するようにします。
副作用
副作用は比較的少なめですが消化管出血や脳出血などの症状に注意するようにして下さい。
主な副作用は、発疹、発赤、丘疹、そう痒、紅斑、蕁麻疹などの過敏症、肝機能障害では、ビリルビン、AST(GOT)、ALT(GPT)、AL-P、γ-GTP、LDHの上昇等が上昇します。
また、鼻出血や皮下出血等、出血傾向が現れたり、嘔気、胸やけ、腹痛、便秘、食道の異物感、食欲不振、腹部膨満感、下痢、嘔吐など消化器系症状が見られることがあります。
その他、心悸亢進、息切れ、胸痛、ほてり、頭痛、眠気、味覚異常、めまい、貧血等の症状にも注意しましょう。
蛋白尿、尿潜血、BUN・クレアチニン上昇、血小板減少、白血球減少等検査値の異常が見られることがあるので定期的に検査を受けるようにして下さい。
重大な副作用として脳出血や吐血・下血等の消化管出血が見られることがあるので、状態を観察するようにします。
血小板減少、肝機能障害、黄疸、無顆粒球症など現れることがあるので、定期的に血液検査を行うなど重大な副作用に繋がらないようにしましょう。
高齢者の方が内服する際は、腎機能や肝機能が低下している可能性があり、血中濃度が高くなりやすい傾向にあります。そのため、1日150㎎など低用量から開始するようにするなど慎重に内服するようにして下さい。
月経期間中の方や出血傾向のある方、重篤な腎障害のある方は状態を観察しながら内服するようにしましょう。
併用薬においては、抗凝固剤(ワルファリン等)、血小板凝集抑制作用を有する薬剤(アスピリン、チクロピジン塩酸塩、シロスタゾール等)と併用すると出血傾向が強くなる恐れがあるため、注意しながら内服して下さい。
まとめ
アンプラーグは末梢の血流を改善する薬剤です。末梢の血流が悪くなるとしびれや冷感など症状を引き起こし、また症状が進行すると潰瘍を形成することもあります。
喫煙などは症状を悪化させやすく、薬剤の効果も半減してしまうので喫煙習慣のある方は禁煙を心がえるようにしましょう。また体を温めるような食品を積極的に摂ることも大切です。