花粉症やハウスダストによるアレルギー症状は一度罹ると完治するのが難しい病気のひとつです。症状を抑えるため食習慣を改善したりマスクを着用するなど対策は可能ですが、症状が酷い時には薬に頼るざるえない時もあります。
アネトンアルメディ鼻炎錠は漢方薬配合でアレルギー症状に効果的な薬として市販されています。今回は、アネトンアルメディ鼻炎錠の効果や副作用について解説します。
効果
アネトンアルメディ鼻炎錠は花粉症やハウスダストに伴うくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどアレルギー性鼻炎の症状に効果のある薬です。
その他、風邪による鼻づまりや慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の症状、頭重感、喉の痛みなど症状を緩和してくれる働きもあります。7つの成分が配合された薬で漢方成分が含まれているのが特徴です。
- プソイドエフェドリン塩酸塩
- クロルフェニラミンマレイン塩酸
- サイシン(細辛)
- カンゾウ(甘草)末
- シンイ(辛夷)エキス
- ショウキョウ(生姜)
- 無水カフェイン
プソイドエフェドリン塩酸塩は血管収縮作用があり、鼻の炎症や粘膜の腫れを抑えて鼻づまりを和らげます。クロルフェニラミンマレイン塩酸は抗ヒスタミン作用がありくしゃみ、鼻水の症状に働きかけます。
細辛や甘草には抗アレルギー作用がありくしゃみ、鼻水を抑えてくれ、甘草には喉の痛みを和らげる成分が含まれています。
辛夷は鼻水やくしゃみに効果があり、生姜は胃腸の機能を高めることにより自然治癒力に働きかけます。
無水カフェインは眠気を抑えて鼻炎による頭重感を軽減してくれます。生薬配合の薬で辛い鼻の症状を和らげてくれる効果があります。
副作用
アネトンアルメディ鼻炎錠は副作用や内服を慎重に行わなければならない方もいるので注意が必要です。
主な副作用は、皮膚の痒みや発赤・発疹、嘔気・嘔吐、食欲不振、めまい、排尿困難などの症状が表われることがあります。
青あざや歯茎からの出血、鼻血、発熱、疲労感、皮膚や粘膜が青白いなどの症状が見られるときは再生不良性貧血の疑いがあるので内服を中止して医師の診察を受けることをお勧めします。
前立腺肥大など排尿困難のある方、心臓病、高血圧症、糖尿病、甲状腺機能障害、抗ヒスタミン剤や塩酸フェニルプロパノールアミン剤を内服している方は重篤な副作用や症状が悪化する恐れがあるので内服しないようにして下さい。
緑内障や高齢者、妊娠中や妊娠の疑いのある方、薬剤アレルギーのある方は医師や薬剤師に相談してから内服しましょう。
またモノアミン酸化酵素阻害剤を内服している方は薬の効果が半減することがありますので、かかりつけの医師に相談してから内服するようにして下さい。
まとめ
アネトンアルメディ鼻炎錠は漢方成分が配合された薬でアレルギーによる鼻症状に効果のある薬です。
持病のある方は副作用を起こさないためにも内服前に医師や薬剤師に相談するようにしましょう。用量・用法を守って内服すれば効き目が得られる鼻炎薬です。