
花粉やペットの毛、フケ、ホコリなどハウスダストによるアレルギー症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどが主な症状になります。ダニを排除したり、ホコリなどこまめに掃除をすることが大切ですが、年間を通してアレルギー性鼻炎に悩まされる方も多くいるはずです。
アレルギー症状は内服薬や点鼻薬、点眼薬など症状に合わせて薬剤を使い分けることで、症状を緩和することができますが、長引くと症状が悪化してしまうことがあります。
アレルギー症状を改善したり、緩和する場合には根本的に治療することが重要です。今回は、減感作療法薬のアシテアダニ舌下錠の効果や副作用について解説します。
効果
アシテアダニ舌下錠は、ヤケヒョウヒダニエキス原末、コナヒョウヒダニエキス原末を主成分とする減感作療法薬(アレルゲン免疫療法薬)の薬剤です。
主に鼻水、鼻づまり、くしゃみなどアレルギー性鼻炎の症状を弱める効果があります。
アシテアダニ舌下錠に含まれている有効成分は、ダニから抽出したエキス原末を用いて症状を改善していきます。
用法、用量は成人、12歳以上の場合は、1回100単位(IR)を1日1回舌下投与から開始します。1回投与量は100単位(IR)ずつで、300単位(IR)まで増量することができます。
効果が見られるまでの期間は3日間としますが、状態に合わせて延長することも可能です。
アシテアダニ舌下錠の飲み方は、舌下投与後は完全に溶けるまで保持して、飲み込みます。飲み込んだ後の5分間はうがいをしたり、食事などは避けるよにします。
また初回の投与は必ず医療機関で行うようにしてください。
副作用
減感作療法薬は副作用の出現に注意しながら慎重に行うようにします。
口腔内の痒みやアナフィラキシー症状など副作用が起こることもあるので、注意しながら投与を行います。
主な副作用は、咽喉刺激感、口腔浮腫、口腔掻痒感、耳掻痒感など現れることがあります。
重篤な副作用としてショック、アナフィラキシーなど現れることがあるので、投与後は特に注意する必要があります。
投与後に蕁麻疹、掻痒感、紅斑、皮膚の発赤、発疹、悪心、嘔吐、下痢、くしゃみ、喉の痒みなどショック、アナフィラキシーの症状がないか状態を観察しましょう。
咽頭浮腫や血圧低下、呼吸困難、全身紅潮、喘息など症状が見られたら投与を中止して速やかに処置を行うようにして下さい。特に投与後、30分くらいはアナフィラキシー症状の徴候はないか、経過観察を十分に行います。
また、投与2時間前後は副作用が起きないように入浴や激しい運動、飲酒などは避けるようにします。
ほかに併用薬がある場合は、薬の相互作用で効果が弱まったり、強く出ることがあるので、併用している薬がある場合は、医師に伝えるようにして下さい。
悪性腫瘍や免疫系疾患がある場合は、医師の指示に従い慎重に投与します。その他、気管支喘息のある方も喘息を誘発する恐れがあるため、指示に従いながら投与するようにしましょう。
まとめ
ダニやホコリなどハウスダストによるアレルギー性疾患は不快な症状です。
アレルギー性鼻炎では、慢性化して症状が悪化してしまことがあるので、アレルゲンとなる原因物質を排除することが大切です。
また、アレルギー症状は免疫力が低下した時に症状が酷くなる傾向があるので、規則正しい生活や栄養バランスの摂れた食事で体調を整えておくようにしましょう。