
胃は食物を消化するのに重要な役割を果たす臓器です。胃腸の調子が悪くなる原因にはストレスや疲労、暴飲暴食などさまざまな原因が考えられます。
病気や慢性的な胃炎などで消化機能が低下すると食後に悪心や嘔吐、食欲不振、上腹部痛など痛みを起こすことがあり、このような症状は胃の働きを活性化する薬剤で改善することができます。
今回はアボビスの効果や副作用について解説します。
効果
アボビスはアクラトニウムナパジシル酸塩を有効成分とする消化管運動機能賦活剤です。
主に悪心、嘔吐、食欲不振、腹部膨満感など消化器機能異常や慢性胃炎、胆道ジスキネジー、消化管手術後等に効果的な薬剤です。
胃腸など消化器系は副交感神経により支配されますが、アボビスの有効成分であるアクラトニウムナパジシル酸塩が胃腸の平滑筋に存在するアセチルコリン受容体に作用することで消化管運動を促し、症状を改善してくれます。
内服方法は、通常成人に対して1回25~50mgを1日3回内服することで症状が緩和するでしょう。
内服用量は年齢、症状によって適宜増減するので、医師の指示に従い内服するようにします。
副作用
アボビスは比較的副作用の少ない薬剤ですが、消化器系を中心に副作用が現れることがあります。
主な副作用は下痢、悪心、腹痛など見られることがあります。
その他、嘔吐、胃部不快感、胸やけ、便秘、食欲不振腹部膨満感、軟便、唾液の増加のほか、発疹、掻痒感などの過敏症、眠気、手指振戦、動悸、倦怠感、発汗というような副作用が現れることがあります。
安全性に優れた薬剤のため重篤な副作用が起こることはほとんどありませんが、副交感神経刺激作用があるので、注意しながら内服するようにして下さい。
禁止されている事項として、気管支喘息の方、甲状腺機能亢進症の方、消化性潰瘍(活動期)の方、てんかんのある方、パーキンソン病、徐脈など迷走神経亢進状態にある方は内服禁止となっています。
このような方が内服すると喘息発作を起こしたり症状が悪化するなど、副作用に繋がる恐れがあります。
抗コリンエステラーゼ剤と併用するとアボビスの効果に影響を及ぼすため併用はしないようにして下さい。
高齢者の方に内服する際は生理機能が低下してる可能性が高いので、状態を観察しながら内服するようにしましょう。
まとめ
アボビスは消化管運動を高める薬剤です。消化管運動が低下すると食欲不振や悪心、嘔吐など胃腸の調子も悪くなります。
このような症状を引き起こさないためには日常から栄養バランスの良い食事を心がけたり、規則正しい生活を送ることが大切です。