
高血圧症は心臓や脳血管などに負担がかかり、脳梗塞や心筋梗塞など重大な病気に繋がります。
高脂肪・高カロリー食、運動不足、喫煙、飲酒、ストレスなど日常生活のさまざまな要因が重なり、健康診断などで高血圧症と指摘され始めて気づくこともあります。
高血圧症と診断されたら運動療法、食事療法と合わせて血圧の薬を内服してコントロールすることが大切です。
今回はイルトラ配合錠HD/LDの効果や副作用について解説します。
効果
イルトラ配合錠HD/LDは2つの有効成分を配合した長時間作用型ARB/利尿薬合剤の薬剤です。
有効成分にはアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬のイルベサルタンとチアジド系降圧利尿薬のトリクロルメチアジドが配合され、高血圧症に効果を発揮します。
イルベサルタンは血圧を上昇させる作用のある体内物質、アンジオテンシンⅡに作用して体内の血管を広げて血圧を下げます。
トリクロルメチアジドは体内に蓄積された余分な水分や塩分など老廃物を尿と共に排泄させることで血圧を下げる働きがあります。
2つの有効成分が体内物質などに働きかけることで血圧を下げてくれます。
内服方法は成人に対しては1日1回1錠を内服します。持続性に優れた薬剤で1日1回1錠の内服で効果が得られます。
通常、イルベサルタン100mgで効果が十分に得られない場合に、イルベサルタン/トリクロルメチアジド100mg/1mgを内服してイルベサルタン200mg、又はイルベサルタン/トリクロルメチアジド100mg/1mg で効果が十分でない場合にイルベサルタン/トリクロルメチアジド200mg/1mgの内服を検討するようにします。
血圧の薬は独自の判断で増減せず、必ず医師の指示に従い内服するようにして下さい。
副作用
血圧の薬は急激に血圧を下げるとめまいなど副作用が起こることがあるので注意するようにしましょう。
主な副作用は、血中尿酸値上昇、ALT(GPT)の上昇、高尿酸血症などが見られます。
その他、蕁麻疹、掻痒、顔面潮紅、発疹、光線過敏症など過敏症、血圧低下、頻脈、徐脈、心室性期外収縮、心房細動、動悸、起立性低血圧といった循環器系に副作用が現れることがあります。
もうろう感、眠気、不眠、めまい、しびれ、悪心、嘔吐、便秘、下痢、胸やけ、食欲不振、口渇、腹部不快感なども見られることがあります。
また肝機能値や腎機能値、血液の値、電解質の値などにも注意するようにして下さい。
重大な副作用として血管浮腫が見られることがあるので、顔面、唇、喉、舌などの血管浮腫に注意するようにします。
血圧低下に伴う、ショック、失神、意識消失など現れることがあるので、冷感、嘔吐、意識消失等など現れたら速やかに医師による処置を受けるようにして下さい。
血清カリウムの値や肝・腎臓機能値を把握するためにも長期にわたり内服する場合は、定期的に血液検査を受けるようにしましょう。
高齢者が内服する場合は、脳梗塞を起こす恐れやめまい、立ちくらみなど低血圧症状を起こしやすいため少量から内服するようにして下さい。
他に併用薬がある場合は、副作用を起こさないためにも医師の指示に従い内服するようにしましょう。
まとめ
イルトラ配合錠HD/LDは2つの有効成分を配合した高血圧症に効果的な薬剤です。
利尿薬と拮抗薬の2つの有効成分の働きで血圧を下げてくれます。高血圧症にかからないためには日頃の食事や日常生活などに気を配ることが大切です。
万が一、高血圧症と診断された場合は、重大な病気を発症しないためにも食事・運動療法に加え、内服薬で改善するように心がけましょう。