
日本人の3人に1人が「痔」の悩みを持つと言われていますが、その治療はどのように進んでいくのでしょうか。いぼ痔の治療と聞くと「切って治す」という手術のイメージがあり、ちょっと不安になりますよね。ここでは、いぼ痔の費用や入院期間、手術方法についても見ていきましょう。
手術が必要になるのは?
いぼ痔には「内痔核」と「外痔核」の2種類があり、「内痔核」の方は初期の段階では痛みがなく気づかない場合があります。
症状が初期の内はぬり薬や生活習慣の改善で良好に向かうこともありますが、出血が増えたり、排便時に痔核が肛門の外に出るようになると手術を検討する段階となります。
いぼ痔の手術方法
いぼ痔の手術には、結紮切除術とジオン注射療法、そして、切除術とジオン注射を併用する方法があります。
結紮切除術
痔核の根元を糸やゴムで縛り切除する方法です。根元から切り取ることができるので根治が期待できますが入院が必要です。入院期間は4~10日前後で費用は入院日数によって変わりますが10~15万円ほどです。
ジオン注射療法
内痔核に薬剤を注射する事により痔核が硬化し小さくなっていきます。「切る」事がないのでみんなが不安になる術後の痛みが少なく、日帰り手術を行なっている病院もあります。
入院期間は1週間前後の病院が多く予後も良好です。費用は3割負担で1週間入院の場合9~12万円ほどです。その他に治療が増えた時はこれに加算されます。
費用について
費用については、病院や治療、手術の内容によって変わりますので、ここで紹介した費用を目安として病院に確認が必要です。また、高額療養費などが適応になる場合もありますので、院内の相談窓口で相談すると詳しく教えてくれます。
手術の痛みや注意点は?
手術は仙骨麻酔という局部麻酔で行われ手術時間も短く、術後は食事もシャワーも普通に行えます。
いずれの手術も技術が発達し、一昔前の手法とは変わってきていますが、全く術後の痛みがないわけではありません。痛みを薬等でコントロールし、麻酔後の注意点を守り、また術後の安静を保つ事が必要です。
まとめ
痔の状態により、手術法を変えたり、組み合わせたりする事で早期の回復にもつながります。手術においては、そのメリット・デメリットをよく理解したうえで検討するようにしましょう。
また、病院を受診したからといって直ぐに手術になるわけではありません。生活改善と外用薬などで治癒を目指す場合もあります。
重要なのは、気になる症状があった時に正確な診断を仰ぐということですので、勇気をもって専門病院に行ってみましょう。