帯状疱疹にかかったあとから不快な痛みが持続している。痛み止めをもらっているけど効果がない。この痛みはそもそもなんで痛いのかわからないし、治療方法はあるの?治るの?と不安を抱えている方がこの記事を読んでいることと思います。
そこで、今回はそれらの疑問にお答えすべく、帯状疱疹後神経痛の原因・症状・治療法についてまとめていきたいと思います。
原因
帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスというウイルスによって起こる感染症です。小さい頃にかかった水痘(いわゆる水疱瘡)が疲れがたまったりすることで免疫が低下した際に猛威を振るうことで帯状疱疹となります。
早期に治療できれば悩まされることはないのですが、治療開始までに時間が経過することでウイルスによって神経が傷つけられてしまい帯状疱疹後神経痛を呈します。
症状
神経痛ですからヒリヒリする痛みやズキズキした痛みを自覚される方が多いです。しかし、症状の感じ方は必ずしもみな同じとは限りません。持続した痛みと感じる方もいれば、断続的に感じると訴えられるかたもいます。
痛みの質も刺された感じ、じわじわと締め付けられるような感じとする人もいます。なかには触れるだけで電気が走ったように痛いと感じる方も実際にはいらっしゃいます。
また、年齢も高齢になってくると感覚が鈍くなるので、痛みとして感じずなんとなくだるいような感じと表現される方もいますし、糖尿病などの持病があると若い方であっても糖尿病の神経障害から症状を感じないで過ごされる方も事実存在します。
治療法
帯状疱疹後神経痛の代表的な治療法には、薬物療法・神経ブロック・理学療法の3つがあります。
薬物療法
帯状疱疹後神経痛にはこれだという治療方法が正直ありません。痛みや痺れに対して内服薬で症状を緩和しようとする対症療法がしばしば行われますが、すべての患者さんに均一の効果が得られるのかというところまでは確立されていません。
神経ブロック
ブロック注射、神経ブロックと呼ばれる痛みが神経を伝わること自体をブロックする方法もあります。ペインクリニックと呼ばれる診療科で行われます。
理学療法
補助的になりますがリハビリテーションを行うという方法もあります。
その他にも…
上記3つの柱以外にも、痛みが持続することで精神的にまいってしまう方も少なくありません。気持ちが沈んでしまうなどして日常生活等に支障がある場合は抗うつ薬などの治療方法も+αで組合されていきます。
まとめ
いかがでしたか?帯状疱疹後神経痛について知っていただけたでしょうか?神経後痛は長く苦しいものですので、神経後痛にならないためにも早期に病院を受診して治療に望みたいものですね。