風邪にしては長引くなと感じる時はないでしょうか?風邪であれば咳が残ったり、微熱がとれにくかったりしますが、咽頭炎の場合は喉の痛みが強く出るので、痛みが残りやすい場合があるとされます。ここでは咽頭炎が長引く時に考えられる原因と対処法についてご紹介いたします。
長引く原因は?
急性咽頭炎の原因として細菌やウイルスの感染による炎症が起こります。喉の腫れと声が出しづらい、熱、ウイルスなどを排出しようと痰のからんだ咳が出ます。
急性咽頭炎を何回も繰り返していると、慢性咽頭炎になる可能性が高くなります。慢性咽頭炎になると、PM2.5や光化学スモッグ、噴煙、ほこり、煙草など刺激性のある物質に過敏に喉が反応するようになり常に異物感を感じる症状が起こるようになるとされています。
咽頭炎には急性と慢性があります。長引く傾向にあるのは慢性ですが、急性でも長引いてしまうことがあります。体力の低下や寝不足、栄養不足も長引く原因になります。
仕事や家事が忙しくなかなか自分の体をメンテナンスできないのが現実かもしれませんが、長引かせて危険な病気へとつながる可能性もあります。そうなる前に医療機関への受診をおすすめいたします。
長引くと危険!
咽頭炎から咽頭がんや食道がんになる場合もあるからです。常に刺激をうけているという観点から腫瘍や傷が出来てしまい、癌化してしまう可能性もあります。咽頭炎だからと甘くみず常に喉のケアをすることが大切です。
長引いてしまった時の対処法
乾燥させないように常に喉に潤いを与えることが大切です。痛みや熱には対症療法で解熱鎮痛剤と抗炎症剤を使います。
うがいをこまめにすることで細菌やウイルスを流すことが出来、喉を清潔に保つことが出来ます。煙草やアルコールは喉への刺激が高いので控えたいものです。
乾燥している時はマスクを着用することをおすすめいたします。咽頭炎の合併症の中には扁桃炎や急性鼻炎などもあります。しっかりケアをすることが長引かせないポイントです。
咽頭炎にならない為に
予防には、免疫や体力を低下させないように、規則正しい生活をすることが大切です。ウイルスが体内に侵入しても免疫力が低下していなければウイルスの増殖を防いでくれます。風邪が流行するのは冬場の乾燥した時期。人混みはなるべく避けましょう。
外出から戻ったら、しっかりと手洗い・うがいをしましょう。手洗いは爪の間まで洗うことをおすすめいたします。感染の危険のある病気に共通して効果のあるのは、うがいと手洗いの徹底です。掌を拡げて爪でシワをこするようにすると爪の間も洗えます。
手の甲はグーをするようにシワを拡げて洗い、指は一本ずつねじり洗いをします。少し時間はかかりますが病気を予防する第1歩です。そしてできるだけ規則正しい生活をいたしましょう。
まとめ
今回は、咽頭炎が長引く時に考えられる原因と対処法について解説してきました。ご紹介した情報が、喉が痛い…という方のお役に立てばと思います。