口の中、手のひら、足の裏などに 発疹や水疱ができ、高熱が出る場合もある手足口病。よく手足口病は人に移るといわれていますが、学校には行ってもよいのでしょうか。今回は、手足口病で学校へは行けるか休むべきかについてまとめます。
手足口病で学校に行くことはできるのか?
手足口病は子供に多い病気です。もちろんかかった場合は学校を休むのか休まないのか悩まれると思います。学校には伝染病に対しての規定があります。
それによると、「治癒するまで、ただし医師において適当な予防措置または病状により伝染の恐れがないときは登校してもよい」となっています。
手足口病の場合ですと、くしゃみやせきなどの飛沫感染、水疱にふれる、触れたものに触るなどの接触感染の2種類の感染経路があります。
つまり、くしゃみや咳、水疱がまだある状態では、感染する危険があるため登校はお勧めできません。
いつから行っても平気か?
症状が治まり始めるまで3〜7日ほどかかります。症状が治まるまでは、発熱・かゆみなどでどちらにせよ登校はできないでしょう。そのあとは、医師に「もう伝染の恐れがない」と診断されてから、登校が可能になります。
大体どの程度の日数化というと7〜14日ほどのことが多いようですが、患者の病状やお医者様によってかなりばらつきのある判断になっているようです。
しかし、手足口病のウイルスは感染してから14日は唾液や鼻水にウイルスが残るといわれているので、2週間はたとえ治ったと判断されたとしても、他の人との接触・プールなどの授業は避けた方が良いでしょう。
学校によっては手足口病にかかった場合は、登校禁止にしている学校もあります。自己判断で登校させてしまった親御さんによって、病気が広まってしまったためかと思われます。
学校ごとにルールがある場合がありますので、医師だけでなく、担当の先生にもしっかりと確認をするようにしてください。
くれぐれも、自己判断で登校させてしまうのはやめましょう。感染力の強い病気ですので、あっという間に広まってしまいます。
まとめ
学校に行くには、医師から適切な予防措置がなされている、または伝染の恐れがないと診断してもらう必要があります。大体その日数は7~14日です。また、学校ごとにルールがある場合があるので、担当の先生に相談しましょう。
手足口病のウイルスは、14日は残っているので、もし登校許可が出た場合にも、周りの人に移さないような配慮が必要です。