
手足口病というと手や足、口などに発疹が現れる病気というイメージを抱く方が多いかと思います。また、爪甲脱落症とは、その名の通り、爪が剥がれ落ちてしまう病気です。この2つにはどのような関係性があるのでしょうか。詳しく見ていきます。
手足口病について
発症のほとんどが乳幼児・子供で、7月から8月にかけて流行します。夏風邪の一種でもあり、主にコクサッキーウイルスにより感染します。大人が感染すると重症化することもあります。
潜伏期間
2-5日間で、その後発症します。
感染経路
感染経路には、飛沫感染・接触感染・糞口感染があります。糞口感染に関しては、症状が落ちついでからも排泄物にウイルスが存在するため特に二次感染に注意しなければなりません。
主な症状
37度から38度程の発熱がありますが、発熱しない場合もあります。手や足に水泡や発疹ができます。口腔内には口内炎ができて口やのどが痛みます。1週間から10日ほど感染期間が続きます。
水泡や発疹内にはウイルスが存在しているため、かさぶたになって乾燥し元の状態になるまで感染期間として注意が必要です。潜伏期間と合わせると約1ヶ月は感染期間の状態です。
治療方法
特別な治療方法がなく、症状に合わせて治療をします。
爪甲脱落症について
手足口病の症状が落ち着いた後に発症することが多い病気です。
原因
ウイルスが爪の根元に感染すると爪が生成する時に支障をきたします。その結果、生成していた爪は少しずつ伸びて剥がれてしまいます。
ストレス・ケガ・高熱・感染症・梅毒・薬・皮膚の病気・内臓の病気などが原因となっている可能性があります。
ストレスが原因の場合は皮膚科では治療できません。皮膚科で症状が改善されない時は心療内科の受診をお勧めします。
感染症では手足口病を発症後に症状が現れることがあります。約3-11週間後に爪甲脱落症が現れると厚生労働省が発表しています。
症状
爪が不自然に浮き上がり、白や黄色に変色することがあります爪の一部や爪の全体が脱落します。一本だけ症状が現れることもあれば、すべての指に現れることもあり、症状は様々です。
治療方法
爪が剝がれた場合は、爪の保湿が大切です。新しい爪を保湿して保護しましょう。手を洗う時は爪の部分を洗いすぎないように注意が必要です。
2つの関係
手足口病のウイルスが爪の根元部分に感染することで、爪が剥がれる症状が見られます。
成形されていた爪よりも、ウイルスにより爪の成形する過程で支障が出る為、新しい爪が生えてこない状態です。元々生えていた爪は成長して伸びていくため、剥がれ落ちます。
手足口病の後であれば自然に治るので様子を見ましょう。痛みがある場合は受診しましょう。痛みを和らげる薬を処方してもらえます。
まとめ
手足口病と爪甲脱落症の関係としては、「手足口病→爪甲脱落症といった具合に症状が現れる」という感じです。また、手足口病にかかっていないのに、爪が剥がれ落ちる場合は体に異変が起きている可能性があります。爪は体のバロメーターなので放置せずに受診しましょう。