胃腸風邪は通常の風邪とは関係なく、お腹の風邪を指しています。風邪かな…?と思いながら、どうも、お腹の調子がおかしい…これは胃腸風邪かも知れませんね。
胃腸風邪の期間中は、食事は殆ど摂れません。薬を飲むためにもお腹は空っぽの状態は良くないのですが、嘔吐や下痢を繰り返している場合は、無理に食べ物をとる必要はなく、身体を安静にして水分の補給には、充分気をつけたいものです。
胃腸自体、大変消耗していますが、症状が見られる期間中や回復期にかけて、おすすめしたい食事をまとめて、詳しくご紹介しましょう。
胃腸風邪に罹ったときにしてはいけないこと
胃腸風邪に罹ったときには、とにかく冷たいもの、熱すぎるものは禁止です。温度が低すぎたり高すぎたりする飲食物は、胃腸に負担をかけるだけです。常温で飲食物を口にするのが良いでしょう。
また、食欲が無いときに無理して食べることも負担にしかなりませんので、そういった場合には、水分の補給だけにしておきましょう。スポーツドリンクなどがお勧めです。
食欲が出てきたら消化がいいものを
ある程度、症状が改善され、食欲が出てきたなら、消化がいいものを食べるようにしましょう。
胃腸風邪のときに普段通りの食事をしようとしても、嘔吐してしまうことが多くあります。腹5分を目安に食事をするようにしましょう。
お勧めは、水分が多めのおかゆ、うどん、固形物の少ないスープといった水分とある程度の栄養が補給できるものです。
子供向けの食べ物
胃腸風邪は小さな子供にも感染することがあります。子供が胃腸風邪になっているときは、ヨーグルトやゼリーといった柔らかく胃腸に優しい食べ物がお勧めです。
注意して欲しいのは、冷蔵庫などで冷やし過ぎないことです。胃腸風邪では冷たいものを体内に取り込むのは、負担をかけるだけなのでお勧めできません。
おかゆやうどんなどが苦手な子供もいるでしょうから、ヨーグルトやゼリーといった栄養価が高く水分が含まれているものがお勧めです。
胃腸風邪に向いていない食べ物
多少、食欲が出てきたからといってもすぐに普段通りの食事をしようとするのは無理があります。
完全に原因となっている細菌やウィルスが消滅しない限りは再発してしまいます。それまでは胃腸に負担のかけない食事をとるようにしましょう。
胃腸に負担がかかるのは、タンパク質が含まれているもの、脂肪分が多いものが代表的です。タンパク質や脂肪分は分解から吸収まで非常に時間がかかるものです。
健康な時なら腹持ちがいいことで重宝する栄養素ですが、胃腸風邪のときには悪化させるだけですので、タンパク質や脂肪分が含まれているものは避けるようにしましょう。
また、刺激の強いものもお勧めしません。味の濃いもの、辛いものなども避けるようにした方が良いでしょう。
まとめ
胃腸風邪を早めに治すためには、とにかく体を冷やさないこと、水分補給をかかさないことです。食欲が無いときには無理に食事をする必要はありません。
症状が改善されてきて食欲が出てきても、いきなり普段通りの食事をするのではなく、消化にいいものから食べるようにして、胃腸への負担を減らすようにしましょう。
医師のお墨付きが出てからでも食事を楽しむことができますので、治療に専念するようにしましょう。