
耳管狭窄症は中耳腔と鼻の奥にある上咽頭をつなぐ耳管と呼ばれる器官が炎症等により調節機能が低下する疾患です。痛みはそれほどありませんが、飛行機に乗った時に経験する耳が詰まった感じが常にあったり、自分の声が大きく聞こえたりと不快な状態が続きます。このような症状が起こる耳管狭窄症の治療について調べてみましょう。
耳管狭窄症とは
耳管狭窄症は、風邪や鼻炎、上咽頭炎、扁桃腺肥大、上咽頭血管腺腫、上咽頭がんなどが要因となり引き起こされる病気です。
耳鳴りや聞こえの悪さ、耳が詰まった感じ、めまい、自分の声が大きく響くといった症状が特徴で、長期間にわたり症状が続くため強いストレスのかかる疾患であると言えます。
また、耳は常に使われる器官であるため学校や仕事などの日常生活においてや車も運転などにも弊害が出る可能性もあります。
治療法は?完治する?
風邪や鼻炎が原因であれば、鼻汁の吸引や吸入、炎症を抑える内服薬や抗生物質などで治療が進められていきます。また、耳管に直接空気を送り込み耳管の狭まりを治療する「耳管通気療法」も効果的です。ただし、一度症状が良くなっても、また再発する事も少なくないので根気よく治療を続けていく事が重要です。
扁桃腺肥大が原因となっている場合は薬物治療では効果がないため、切除術による外科的治療が必要です。手術する事で耳管が咽頭扁桃の影響をうけなくなりますが、子供の場合は手術を受ける年齢が大事であり、軽症の場合は10歳ころまでは通院で様子観察していく事が多いようです。
自然治癒もありえる?
耳管狭窄症は症状が軽度の場合、根本的な原因となっている疾患、例えば、風邪や鼻炎が治癒することで耳管の炎症がおさまるので、それまであった耳の違和感などの症状は自然と改善していきます。
ただし、発症してから耳管が経過している場合やめまいなどがある場合は耳鼻科の診察を受ける必要があります。また、逆に要因となる疾患が治癒の難しいものであれば自然治癒する事は難しいと思われます。
まとめ
通常は耳が詰まった感じになっても唾を飲み込んだり、あくびをしたりすると解消するものですが、そうでないばあい耳管狭窄症を疑う必要があります。
耳管狭窄症の原因には様々なものがあり治療法も異なります。耳の違和感は大変ストレスを伴うものですので「おかしいな」という症状がある時には早めに耳鼻科を受診する事をおすすめします。