厄介な水虫…考えただけでもなんだかむずがゆくなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。かゆい水虫は大体皮膚の部分にできますよね。しかし、爪の部分にも水虫ができるということはご存知でしたか?
この爪にできた水虫のことを「爪白癬(つめはくせん)」呼び、治療はより効果の高い飲み薬を処方されることがほとんどです。
というのも、白癬菌が爪の間に入り込んでしまっているため、外からの塗り薬では有効成分が患部にまで届かないからです。
そんな水虫の飲み薬は基本的に処方箋がないと買えません。そのため、水虫に対する飲み薬があるということを知らなかった方も案外多いかもしれませんね。
水虫におすすめの飲み薬
水虫の原因となる白癬菌はカビ(真菌)の一種です。水虫の際に処方される飲み薬は、カビを包んでいる細胞膜に対して攻撃し、カビを死滅させる働きがあります。
現在水虫に対する飲み薬として処方されているのは以下の2つになります。
- テルビナフィン(商品名:ラミシール)
- イトラコナゾール(商品名:イトリゾール)
この2つの大きな違いは、その服薬期間です。
テルビナフィンの方は、1日1回1錠を6ヶ月間継続しなければならないのに対し、イトラコナゾールは1日2回、朝4錠・夜4錠の服用を1週間続けた後、3週間服用しないというサイクルをおよそ3回くらいします。
ライフスタイルによって、この2種類のお薬を使い分けるのが賢い方法でしょう。
飲酒の機会が多い方は、服用にお休み期間のあるイトラコナゾールの方がオススメかもしれませんが、他のお薬やサプリメントを服用している方は、飲み合わせなどの関係でテルビナフィンが良いとされるかもしれません。
医師や薬剤師、専門家の方とよく相談して、自分に合ったお薬を選択しましょう。
水虫の飲み薬は市販されている?
前述したように、水虫の飲み薬は処方箋がないと買えません。しかし、海外からの個人輸入という形を取れば、購入できないわけではないのです。
確かに個人購入の場合、病院にかかるよりもずっと安価で済みますが、あまりオススメできません。
専門家である医師の診察および各種検査をしっかり行ってもらった後に、しっかりと処方箋をもらうことが水虫完治への近道なのではないでしょうか。
まとめ
長年爪白癬による汚い爪に悩まされてきた方にとっては、たった数ヶ月決められた期間飲むことで改善できるのなら、素晴らしいことではないでしょうか。
爪白癬でお悩みの方は、ぜひ病院で診断してもらい、飲み薬を処方してもらいましょう。