水虫治療薬のCMをよく見かける季節になりましたね。水虫はなんと、日本人の4〜5人に1人は持っている身近な病気。
しっかりと治さなければ繰り返してしまう厄介な病気でもあります。今回は、そんな憂鬱な気持ちになってしまう水虫を治す方法とその治療期間についてご紹介します。
水虫を治す方法
そもそも、水虫というのは「白癬菌(はくせんきん)」というカビの一種が、皮膚に感染して起こる病気です。
大勢の人が裸足で利用するプールや温泉、スポーツジムの更衣室などで白癬菌が足に付着し、1日以上放置してしまうと、水虫が発症してしまいます。そんな厄介な水虫を治療する方法のポイントをまとめました。
薬は広範囲に!
白癬菌は目には見えません。そのため、症状が出ている範囲よりも、広くはびこっていることに気付きにくいのです。症状が出ていない部分にまで、しっかり広範囲に塗り込みましょう。
根気よく!
「治った」と思ったときが実は勝負時。症状がおさまったからと言って、すぐに治療薬をやめないでください。治ったと思っても、最低1ヶ月は治療を続けていきましょう。
薬は自分に合ったものを!
市販の塗り薬などで治療する場合は、自分に合った薬を選びましょう。カサカサタイプの水虫には液剤やスプレータイプを、じゅくじゅくしたタイプの水虫には軟膏やクリームタイプを選んだ方が効果的です。
いつも清潔を保とう!
白癬菌は家族にうつる可能性もある感染力のあるカビの一種です。菌の増殖をおさえて二次感染を予防しましょう。
患部は刺激の少ない石鹸や敏感肌用のボディーソープなどで丁寧に洗い、いつも清潔に保っておくようにしましょう。患部以外の場所であれば、古くなった角質を軽石などで取り除いておくと、感染の拡大が防げますよ。
入浴後に薬を塗ろう!
薬を塗るなら、より効果的に塗りたいものですよね。入浴後は皮膚がやわらかくなり、薬が浸透しやすくなっているので、最も薬を塗るのに適していると言えます。
ただし、手で塗った場合、その手には菌がついているため、よく洗うのを忘れないよう注意しましょう。
水虫の治療期間
水虫が完治するまでの期間には、もちろん個人差があります。特に、爪に白癬菌が感染した状態である「爪白癬」だと、長期間かかる場合が多いようです。
一般的な足の水虫ですと、しっかり治療をすれば、2ヶ月程度で根治すると言われています。しかし、爪白癬ですと、6ヶ月ほどかかる場合もあります。
塗り薬にしろ、飲み薬にしろ、自己判断で薬を中止することがないようにしましょう。一般の市販薬でも、治ったと思っても塗り続けることが大切です。勝手に中止してしまうと、水虫が再発してしまう可能性が高くなります。
まとめ
今回は、水虫を治す方法と治療期間についてまとめてきました。しっかりと治療して、二度と水虫にならないようにしたいものですね。