
腰を曲げたり、ちょっとした動作やひねりを加えただけで起こるぎっくり腰。突然やってきた激痛で、身動きも取れなくなり大変な思いをした人もいると思います。初めて経験した人は、あまりの激痛に驚いて慌ててしまいます。
そんな時に頼りになるのは、腰を安定するコルセットです。今回は、ぎっくり腰でコルセットをつけることは良いのかや正しい使い方についてまとめてみました。
ぎっくり腰はなぜ起こる?
ぎっくり腰は医学用語で、急性腰痛と呼ばれています。西洋では急激に起こる強い痛みのため「魔女の一撃」とも呼ばれたりもしています。
ぎっくり腰の原因は、筋肉や神経、関節への急激な負荷や過度の緊張と疲れ、その他に運動不足や肥満、全身の疲れなどが重なって起こる腰の筋肉の炎症によるものだと考えられています。
ぎっくり腰になってしまったら?
ぎっくり腰の激しい痛みに襲われたら、まずは安静にしましょう。横になって腰を丸めたエビのような姿勢をとると楽になります。
ひどい痛みを押してまで無理に病院に行く必要はありません。自宅で痛みの少ない姿勢で横になっていれば、通常は若い人で数日間、中高年でも1週間程度で痛みが軽くなってきます。
ぎっくり腰は痛みが十分に和らぐ前に動いて悪化させてしまい、症状を長引かせる例が多く見られます。無理をせず意識的に休むように心がけましょう。
コルセットの効果は?
コルセットは、お腹や背中の筋肉の代わりに腰を支えてくれます。腰全体を安定させることによって、お腹に圧迫力を与えることで腹腔圧が上がり、体の中から体全体を支え、腰椎にかかる負担を軽くする効果があります。
背中側を固定することで姿勢を保つこともでき、仙腸関節を引き締めて仙骨のグラつきを抑える効果もあります。その他にも保温効果があるため、腰まわりの血行を促進します。
コルセットの正しい付け方は?
コルセットの役割は、お腹を締めて腹圧を上げることになります。腹圧が高いとお腹からの圧が骨を挟み込んで、正しい姿勢をキープすることができるからです。
腹圧が弱くなると、腰からの圧の方が強くなってしまい、後ろから前に向かって押される感じになります。これがひどくなると反り腰やすべり症になってしまいます。これは腹筋が弱くなることが原因になります。
コルセットの正しい締め方は、腹圧を逃さずにしっかり固定することになります。息を大きく吸って、下腹部をへこませてきつめに巻きます。そうすることでコルセットゆるんだり、ずれたりすることなく巻くことができます。
助骨と骨盤に当たらないようにすることもポイントです。これらにあたると、締め付けが甘くなって腹圧が上がらず、腰が安定しなくなってしまうからです。
コルセットはいつまでつける?
ぎっくり腰で動けない時はコルセットをつけた方が良いのですが、適切な対処を受けなければいつまでも治りません。痛みがおさまっている場合には、コルセットに依存することはやめたほうが良いでしょう。
コルセットは痛みを軽減するものであり、痛みがないときに使うものではありません。痛みがないときにいつまでも巻いておくと、筋力が弱くなってかえって腰に良くないからです。
まとめ
ぎっくり腰は筋肉の損傷です。痛いからといって、腰をもんだり叩いたりするとかえって悪くなることがあるので注意してください。コルセットを巻いてもよくならない場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。