
尿路結石と一口に言っても、腎臓、尿管、膀胱、尿道とできる場所は様々です。ただ、尿路結石の治療は、結石がどこにあるかではなく、結石の成分や大きさなどで治療法が変わってきます。今回は、尿路結石の治療法について解説していきます。
水分摂取で自然排出
尿路結石になっていても、症状に対して無自覚な場合は、結石の大きさが小さいと考えられます。
その場合は、効果は医師の間でも疑問視されているそうですが、水分を多めに摂ることで自然排出を促す治療方法が採用されることがあります。
投薬によって排出を促す
作られる結石の成分によって処方される薬が変わってきますが、投薬によって結石の排出を促す治療方法があります。多くの場合、α遮断薬やカルシウム拮抗薬が処方され、結石の排出を促します。
この治療方法は、結石の大きさがそれほど大きくはなく、自然排出によって充分取り除くことができる場合に採用される方法です。結石が排出されたことが確認されれば、治療完了です。
体外衝撃波砕石術
尿路結石の大きさが10mm以下のときに採用される治療方法です。体外から特別な装置を使用して、尿路結石を衝撃波で砕く治療方法です。
体にメスを入れることもなく、30分から1時間程度で処置が完了する方法です。砕かれた結石の残骸は、自然排出に任されます。主に腎臓や尿管に結石が形成されているときに有効な手術方法です。
体への負担が少ないため、全国的に広がることが望まれていますが、機器が非常に高価なことから、採用している医療機関は比較的少ないです。
また、保険の適用に関してもややこしいところがあるので、制度の充実も期待されるところです。
経尿道的尿管砕石術
尿道から管を入れて、結石がある場所まで進入し、レーザーや衝撃波で結石を砕く治療方法です。
かなり大きめの結石を取り除くときに採用されることが多く、また膀胱や尿道に結石が形成されている場合に採用される治療方法で、3日以内で退院できます。
この治療方法の後は、2週間ほど血尿が出ますが、自然回復していくものですから、それほど気にする必要はありません。
体外衝撃波結石破砕術に比べると、体への負担が大きいものとなりますが、ほとんどの医療機関で対応可能な治療方法です。
保険の適用内の治療方法で、効果が充分見られず、同じ治療方法を複数回行なっても、1回分の料金しか請求されません。
最後に
尿路結石は自覚が無いまま排出されていることもあります。自覚症状があるときは、投薬治療や手術などの方法が採用されることになります。
投薬される種類も結石の成分などによって処方され、大きさによっては手術が行なわれることになります。
基本的に保険の適用内ですが、治療方法によっては、ややこしい位置づけになっているものがありますので、治療を受けるときには、その点をしっかりと確認しましょう。