
尿路結石の治療法は、結石の成分や大きさによって分けられています。中には、結石が小さければ自然に排出されることもありますが、ある程度の大きさになると投薬や手術が行われることになります。ここでは、尿路結石の手術について紹介していきます。
体外衝撃波結石破砕術 (ESWL)
体外衝撃波結石破砕術は、1984年にドイツで開発された機器を使用して行なわれる手術です。
この手術は麻酔の必要がなく、痛みもありません。30分から1時間で終わる手術です。主に腎臓や尿管に結石があるときに採用される手術方法です。
しかし、費用の算出方法が他の手術方法に比べるとややこしい部分があります。
体外衝撃波結石破砕術では、左側から衝撃波をあてる方法と右側から衝撃波をあてる方法がありますが、ときには両方から衝撃波をあてる必要があります。
両方から衝撃波を当てた場合、治療回数を2回と計算することになるので、費用も2倍になります。
保険が適用されるので、費用は3割負担で8万円前後となり、高額医療費制度の対象となるため、必要な申請を行なえば、その分の治療費が還元されます。
入院期間は医療機関によって即日退院できることもありますし、5日程度の入院を必要とすることもあります。
経尿道的尿管砕石術 (TUL)
尿路結石の手術として一番有名な方法ではないでしょうか。2cmまでの大きさの尿路結石が対象となります。
全身麻酔をかけて尿道から内視鏡を入れて、患部まで進入し結石を直接確認してレーザーなどで結石を砕く手術方法です。尿道結石、膀胱結石で採用されることが多くあります。
治療方法の性質上、4日から7日程度の入院を必要とし、術後は血尿がしばらく続きます。一回目以降の手術では費用はかかりません。保険が適用されるので、3割負担でおよそ8万円前後となります。
経皮的尿路結石除去術 (PCNL)
2cm以上の大きな尿路結石の場合に行なわれる手術方法です。全身麻酔をかけて背部から腎臓までの経路を確保し、レーザーなどで結石を砕く手術方法です。腎臓結石で多く採用される方法です。
保険が適用されても10万円前後と高価な手術方法です。入院期間も10日ほど必要とします。経過観察やリハビリなどを行ないながら、結石が排出されていることが確認されたら治療完了です。
最後に
尿路結石は手術を受けても再発する可能性が8割を超える病気です。これは退院後に正しく食生活の改善を行なっていないことが原因であることが多くあります。
それまでの苦痛から解放されたことで、油断を招き、乱れた食生活を送ってしまうと、再び尿路結石の痛み地獄を味わうことになってしまいます。
再発予防のためには、食生活改善は必須です。医師の指導に従って、きっちりと食生活改善を行なっていきましょう。