紫外線が最も多い時期…と言ったらいつ頃を想像しますか?暑さや日差しが厳しい7月~8月頃と思っている人はいませんか?
実は1年で一番紫外線の量が多いのは5月~7月なんです。この紫外線が最も多いとされる時期に肌のトラブルを抱えている人はいませんか?
「なんか顔が赤らんでいる…」「そこに出ると肌に優しい痒みが出る…」なんて人はもしかしたら「紫外線アレルギー」かもしれません。
ここでは、紫外線アレルギーで顔にはどんな症状が出るかや原因についてまとめていきます。
紫外線アレルギーってなぁに?
紫外線を浴びたことで皮膚に発疹が出たり、炎症を起こして痒みが出ます。ひどい場合には頭痛や嘔吐を引き起こすアレルギー症状です。日光アレルギーや日光過敏症、日光皮膚炎などとも呼ばれています。
紫外線アレルギーは花粉症と同じようにアレルギー物質に対しての抗体が一定の量を超えた時に発症します。なので「今まで何でもなかったのに…」という事になります。
紫外線アレルギーを発症すると、普通の人では何でもない微量の紫外線にも反応し症状が出てしまいます。
顔に現れる症状は?
アレルギー反応を起こすと肌に痒みや湿疹、肌の腫れ、水泡などの症状が出ます。紫外線を浴びるとすぐに蕁麻疹が出始め、その後、赤く腫れてきます。その赤みと共に強い痒みが出てきます。
目の症状として涙や充血、異物感や不快感などの症状が出ます。 元々目は紫外線から角膜を守る機能が働いているのですが、紫外線アレルギーを発症するとこの機能が著しく低下してしまうのです。
それにより、アレルギー以外の症状を引き起こす事があるので注意が必要です。その結果、視力の低下や白内障などの病気を併発する恐れもあります。
顔だけに症状が出る原因は?
紫外線を浴びた肌全てに症状が出るのではなく、顔だけに発症する場合もあります。この「顔だけ発症」は女性に多く、原因の一つとして日焼け止めに含まれた成分が影響しています。
夏場は日焼け対策としてSPFの高い日焼け止めを使用する方も多いと思いますが、その中に含まれる「紫外線吸収剤」が原因でアレルギー反応が起きることがあるのです。
日焼け止めだけでなく、化粧品の成分にも含まれていることがあり、肌に赤みが出てしまいます。日焼け止めは「紫外線吸収剤」ではなく「紫外線散乱剤」が使用されているものを選びましょう。
紫外線アレルギーが顔だけに出た場合は、今使っている化粧品などを見直すことで症状が改善されることもあります。
まとめ
1度発症するとなかなか治らない紫外線アレルギー。症状もやっかいで痒みを我慢するのも辛いですね。治らなくても症状を軽くさせることは可能です。
アレルギーの原因となるものが特定出来れば症状を抑える事が出来ます。医師と相談しながら自分にあったものを探してみましょう。