
中耳炎は、赤ちゃん(幼児)に多く見られるとされていますが、どんな症状が特徴となるのでしょうか?また、赤ちゃんの場合、注意しなくてはならない点などはあるのでしょうか?小さなお子さまがいらっしゃる方は是非参考にしてみてください。
赤ちゃんの中耳炎の症状は?
中耳炎の好発年齢は、0歳~10歳の小児期となっています。症状としては、耳の痛みが初期症状として現れます。これは耳管の空気の流れが悪くなり鼓膜に圧が強くかかったり、炎症により中耳に膿がたまり鼓膜を圧迫したりすることによって起こります。
このとき、炎症により耳管の空気の流れが悪くなっているので、耳閉感を感じることがあります。やがて、鼓膜にかかった圧力により小さな穴が開くと、中耳にあった粘性がある膿が外耳を通って耳の外にでてきて「耳だれ(耳漏)」の症状となって現れてきます。
このとき、鼓膜は小さな穴が開くことによりかかっていた圧が弱くなるので、耳の痛みは軽くなっていきます。また中耳が細菌による感染により炎症を起こしていることから、38℃~40℃の発熱が起こることもあります。
赤ちゃんの場合は、自分の意志を正確に伝えることができないので、注意してあげる必要があります。いつもに比べて機嫌が悪いのであれば、何らかの不快な自覚症状がある場合が多いと考えて良いでしょう。
赤ちゃんの中耳炎は、どんなことに注意すべき?
一つは、赤ちゃんは自覚症状をうまく表現できないので、不機嫌になるなど、何らかの自覚症状があるというサインをしっかりと読み取ってあげることが大切です。
中耳炎になる原因や症状の進行に関しては、赤ちゃんと大人では大きな違いがありませんが、中耳炎の症状が出てきてからは、特に幼児では注意しなくてはいけない点があります。
通常の中耳炎であれば、適切な処理をすれば3日~2週間程度で治癒していきますが、中耳に貯留液が残っていると、難聴や耳閉感が現れてきて、滲出性中耳炎になってしまうことがあります。
問題なのは、赤ちゃんや幼児は、まだ耳管が大人に比べてしっかりと形成されていないために、中耳粘膜から出る滲出液が中耳にたまりやすくなっていることから、この滲出性中耳炎に移行していく割合は、耳の機能が衰えてきている高齢者とともに、赤ちゃんや乳児で高くなっていることです。
しかも、耳痛がないために、幼児の場合は症状を訴えない場合があるので注意が必要です。幼児期、言葉を覚えていくこの時期に、音が聞こえにくい状態が長期間続くと、言語発達の遅れにもつながっていくおそれがあるので、急性中耳炎の予後は注意してあげることが大切です。
まとめ
赤ちゃんの中耳炎は、その後、難聴と耳が詰まった感じになる滲出性中耳炎に移行していくことがあります。このとき耳痛はないので、赤ちゃんは自覚症状を訴えないケースが多いので、中耳炎の予後は十分に注意してあげることが大切です。