
溶連菌感染症は、寒い冬場になると流行り始めます。主な症状としては、喉の痛みや発熱などと風邪と似ていますが、時折、重症化する場合があります。ここでは、溶連菌感染症の予防法を一覧にして紹介していきたいと思います。
目次
感染経路
溶連菌感染症の約90%はA群溶血性レンサ球菌という細菌に感染することが原因となっています。この菌が喉に感染することで、咽頭炎や扁桃炎のを引き起こします。喉の症状があらわれた後で、発熱や舌の発疹(イチゴ舌)、リンパの腫れなどが生じます。
溶連菌感染症の感染経路には、飛沫感染と経口感染があります。それぞれの特徴を見ていくきましょう。
飛沫感染
保菌者が咳やくしゃみをすることによって、菌が飛散し、菌を保有していない者がそれを吸い込むことによって感染します。
経口感染
保菌者が触ったものに、菌を持っていない人が触れ、それが食べ物などに着き、口の中に入ることで感染します。
予防法一覧
溶連菌感染症の予防法で一番大切なことは、「患者との濃厚接触を避ける」ということです。感染の割合としては、親子間で50%、兄弟間で25%という統計があります。ですので、家族に感染者が出た場合には、注意が必要です。
また、家族の中で感染が広がると学校や幼稚園、職場などでも感染が広がります。そうならないためにもしっかりと予防をして、感染の連鎖を断ち切る必要があります。
手洗い・うがい
どんなウイルス・細菌でも共通して言えることですが、体内に病原菌を侵入させないためにも手洗い・うがいは予防の基本となります。外から家に帰ったら、まず、手洗い・うがいをする・させるということを徹底させましょう。
マスクの着用
飛沫感染の予防のためにはマスクの着用が最適です。隙間が空いていると意味がないので、口や鼻などにしっかりと密着させましょう。
同じ食器やタオルは使わない
特に家族に感染者がいる場合は注意したい項目です。子供の使ったスプーンやコップなどをついつい使い回してしまうことがありますが、経口感染につながる恐れがあります。また、食器だけでなくタオルの共有も控えましょう。
感染者には近づかない
小さなお子さんやご高齢の方、持病を持っている方は、感染者に近づかないようにしましょう。感染者を隔離できると理想的です。
人混みは避ける
流行期(冬)は人混みはできるだけ避けましょう。また、どうしても行かなければならない時には、マスクを着用し、帰ってきたら手洗い・うがいをするようにしましょう。
抗生物質を服用する
もし、家族の中に感染者が出たら、ペニシリン系の抗生物質を4日ほど服用しましょう。感染の可能性を低めることができます。
「感染したかな?」と思ったら…
「溶連菌に感染したかも?」と思ったら、早めに病院へ行って治療を受けるようにしてください。
処方される抗生物質を服用し、24時間が経過すると感染力は大分弱まります。抗生物質の効果が出てくると発熱や喉の痛みといった症状は2日ほどで改善してきます。
もし、2-3日が経過しても症状が改善されない場合は、抗生物質が合っていないこともあるので、医師に相談して別の薬を処方してもらうと良いでしょう。
最後に
溶連菌感染症はキチンと対処すれば、感染を未然に防ぐことのできる病気です。ちょうど今ぐらいの時期が感染のピークとなります。
溶連菌だけでなく、インフルエンザやノロウイルスに感染しないためにも、手洗い・うがいはしっかりとするようにしましょう。