
立っているのも、寝ているのも辛いぎっくり腰。その痛みを経験したことのある方ならば、どんなに痛い苦しみかまざまざとお分かりになるかと思います。
ぎっくり腰は日ごろからの姿勢や生活習慣など、さまざまな原因によるものですが、実際に起こると、突然痛みが訪れたように感じられるといいます。
そこで、今回は、ぎっくり腰になったら何日ほどで治るのか、また、会社は休めるのかについてお話したいと思います。
ぎっくり腰とは
そもそもぎっくり腰とはどのような症状とメカニズムによって起こるのでしょうか。ぎっくりとは方言でびっくりしたさまを指し、あまりの突然の痛みに驚くという状態が由来となってこの名がつけられたという説があります。
形成外科などでは、急性腰痛や、椎間捻挫などと診断されることもあります。原因はこれと言ってはっきりしておらず、何をしたから必ずなるというわけではなく、個々人の筋肉量や疲労度合、生活習慣など複合的にさまざまな要素がからみあって起こります。
どうして起こるの?
ぎっくり腰になる大まかな背景は次のような条件下です。
筋肉疲労
ぎっくり腰の原因として多くのケースが該当すると言われています。普段から同じ姿勢や無理な体制で仕事をしたり作業をしている方は、気づかないうちに筋肉に疲労がたまり、それまで何ともなかった動作でも引き金となって、ぎっくり腰になってしまうことがあります。
骨盤の歪み
筋肉疲労と似ていますが、悪い姿勢をとり続けることで骨盤がゆがんでしまい、骨盤や腰回りの筋肉に負荷をかけてしまい、1同様に、ある瞬間にリミットが訪れてぎっくり腰になってしまうことがあります。
突然の負荷
普段持ちなれない重い荷物を持つ、運動時に衝撃が加わる、高いところから着地するなど不慣れな負荷がかかることが、ぎっくり腰につながることがあります。
症状は?
ぎっくり腰の症状としては、激しい腰の痛みを伴い、体が自由に動かせなくなってしまうことが代表的です。筆者の知人も引っ越し作業をしていたところ、本当にグキっという音が聞こえたかと思ったら、強烈すぎる痛みが襲い、何もできずに救急車を呼んだと言っていました。では、このように強烈な痛みをともなうぎっくり腰ですが、どれくらいの期間で治るのでしょうか?
何日くらいで治る?
通常激痛が続くのは、2~3日であることが多いようです。この期間は寝返りを打つのも痛く、横たわっているしかなさそうです。
あまりに辛い痛みの場合は、形成外科を受診して、痛みどめを処方してもらったり、温湿布を貼って回復を早めたり、それでも辛い時は、痛みを感じないようにする局所注射によって痛みを取り除くこともあります。
そして、発症して3日ごろが経つと、徐々に痛みが和らいできますので、動き始めることができます。歩きはじめることもできるようになりますが、まだ痛みは感じる期間です。そして、発症5日目頃からようやく治りはじめを感じられるようになります。
会社を休むのはありなの?
ぎっくり腰になると、いかに痛くて辛くて不便かをみてきました。ここで、疑問に思うのは、「ぎっくり腰で会社を欠席しても良いの?」ということではないでしょうか?
こんなにも辛いぎっくり腰ですが、実は残念ながら労災認定はされていないのです。その理由が、日常的な動作で生じるためだそうです。
もし仕事で無理な姿勢を強いられたり、重い荷物を運ぶことが日常的にあり(重い営業カバンを1日中持ち歩くなど)、腰に疲労は溜まってはいたものの、発症したのが休みの日ということも十分あり得るので、筆者としては何だか納得いかない想いもします。
労災認定はされておらず、なったからといって、インフルエンザのように出社禁止になるものではありません。しかし、先ほどふれたように、その痛みたるや尋常ではなく、痛みが数日間は続くことは今や世間で広く知られています。
したがって、痛みをおして会社に来て心配や迷惑をかけてしまうよりも、少しでも早く回復するよう療養することが、会社にとっても本人にとっても一番です。会社にも事情を話せばきっと理解してくれることと思います。
まとめ
一度なったらとても辛いぎっくり腰。中途半端に治った状態で無理をすると、慢性化につながる危険もあります。決して無理せず、長期とまではいかなくても、激痛の続く2~3日、可能ならば1週間ほどはしっかり休み、ぎっくり腰を治してくださいね。